はきものがそろう と ミスが減る
おはようございます。しあわせめがね、です。
今日も、遊びに来ていただき、ありがとうございます。
かつて、国民教育の父と言われた森信三先生が「しつけの三原則」として、次の3つを提唱されました。
・自分から挨拶する
・呼ばれたら「はい」と返事をする
・「はきもの」をそろえる (机を離れる時は椅子を中に入れる)
静かに教育関係者や家庭教育の中で広まって、「知る人ぞ知る」内容だそうです。
「子供のしつけ」というと、生活の仕方から、言葉遣い、人間関係のことまで、いろいろと数え上げるときりがないですが、まず、これだけはという具体的な行動の3つにまで絞ってあって、分かりやすいなと感じました。
ただ、私の中では挨拶や返事は、何となくわかりますが、どうして「靴の整頓や椅子をしまう」ことが大切なのか、いまいち分からないまま、鵜呑みにしていただけでした。
最近になって、滝沢秀一さんのごみのお話(むき出しの包丁やピザ丸ごと1枚を捨てる人がいる)を聞いていてピンときました。
靴をそろえる、椅子をしまうことで、「最後まで責任をもつ」「後の事を考える」ようになるのではないか、と。
現在は、かなり便利な世の中です。自分が何もしなくても勝手に周りが動いてくれるものばかりです。
例えば、自動ドア。前に立ちさえすれば、勝手にドアが開き、閉まってくれます。
例えば、トイレ。自分が離れると勝手に水が流れてくれます。
例えば、ごみ処理。昔は、自分で焼却や生ごみを畑に埋め立てていたそうですが、今は、ごみとして収集・処分してもらえます。
便利でありがたいのですが、自分がしたことにけりをつけられない、後の事を考えて動けない、そんな習慣になっています。
また、自分が意識して靴をそろえたり、椅子をしまったりするようになったら、ちょっとした落ち着きが出てきました。逆に言うと、慌てていたり、先の事、先の事に意識がいっていたりすると、今、自分がしていること(靴の整頓、椅子の片づけ)まで気が回らず、疎かになります。そんな時はミスも増えます。
SDGsも大切ですが、まず、自分の足もとから、自分のことは自分で、後の事を考える(次の準備をする)習慣を身につけたいと思います。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
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