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笑顔という素晴らしいもの。娘ちゃんはカリスマスマイル。

陰性症状辛いです。
感情が見えません。
対人コミュニケーションで表情がいかに大切か、よくよく感じております。”感情の平板化(感情鈍麻)”は、代表的な陰性症状です。泣いたり、怒ったり、負の感情はこれでもかって豊かなんですけど…
楽しい?嬉しい?いま何考えてんの?どういう気持ちの顔これ…??
まっっったく分からん!!!

娘ちゃんは毎日私の送迎で午後から学校へ行きます。ある日、娘ちゃんと一緒に校内へ入った時のこと。「こんにちわー」と、遠くから声をかけられました。娘と保育園から一緒の幼馴染の女の子でした。
笑顔でこちらへむかってくるその子の笑顔がまぶしいこと!!!なんていうかもう本当に発光しているかのようで!!!
キッラキラ!!背景にスクリーントーン点描キラキラが見えました。すごい。
「こんにちわ。久しぶりだね。」本当に何だかお久しぶりでした。中学生になってその子も娘もお互いに忙しくなったのもありますが、娘が発症してからの期間は本当に一日千秋の思いで過ごしており、数か月が何年にも感じる毎日を送っていたせいでしょうか。何年ぶりの再会かという心持ちの私。
「元気だった~??見たよ~部活の作品展~良かったよ~。」涙出そう。
「見てくれたんですか。ありがとうございます。」
まるで自分の友達みたいに話す母を、横目で見る娘ちゃん。相変わらずどんな気持ちの顔なのそれ?でもなんかごめん。ポーカーフェイスな娘ちゃんですが、それでも学校にいるときや友達と話したりするときは、それなりに微笑んだりするようです。TPOに合わせた表情をするのも、社会では大切なことです。今も娘なりに微笑んでいるようです。微妙。
「また遊ぼうね。がんばってね。またね~」
「はい!」ニコニコ発光!
幼馴染ちゃんは、ちゃんと娘ちゃんと向き合って「またね!」と声をかけてくれました。走り去る幼馴染を見つめ、手を振る娘ちゃん。ひと言もしゃべりませんでした。
いやーーーーまぶしかった。生の女子中学生の笑顔はすごい!ごちそうさま!

何が言いたいのかと言うと…
少し前まで娘ちゃんも同様の笑顔をしていたということ。キラキラ発光していたということ。でもそれが当たり前になってしまっていて、その素晴らしさに気づいていなかったということ。人間が笑顔で話せるって当たり前じゃないんだと痛感したのでした。失ったものの大きさに、今頃になって笑顔の価値の大きさに、苦しんでいる私がいます。でも一番苦しいのは娘ちゃん自身のはず。以前のように、みんなと同じように、出来ない苦しさ。もどかしさ。生きづらさ。

今はそんなクールな娘ちゃんですが、全く笑顔がゼロってわけでもありません。ふとしたときに見せる自然な微笑みは、普段見せない分、そりゃもうすごい破壊力です。心の奥底の感情のスイッチが自然に入って湧き出る笑顔は、私の心をわしづかみです。「今、笑った!!??」とは聞けませんが、その瞬間に立ち会えれば、その幸せをじんわり噛み締める次第です。
最近でその娘ちゃんスマイルを見たのは、「お父さんは心配性」の単行本を手に取った時です。さすがなんだよなぁ。

そっ…それよー娘ちゃんスマイル!あーダメもどしちゃあもっかいして!ニタ~ちがうー

 ほんとーにほんとーに神作品に恐縮ですが(土下座)、僭越ながらパロさせていただきました。伝われ!イメージ!

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