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はにワンコのあとがき

本作品は、平成7年に父が自費出版した「邪馬台国シンフォニィ」を要約して作成しました。
しかしその原点は、もう少し時代をさかのぼります。
昭和41年~43年に兄 房弘と共著で発表した小論文「邪馬台国への道―その地理的考察―」です。
日本歴史地理学会が発行する「歴史地理」に2回に分けて掲載されました。

ページ数の違いこそあれ、主旨は平成7年出版の著書と大差ありません。
連続説の採用、100里=5kmの換算率、佐賀を経た九州南回り航路、瀬戸内海での航行シミュレーションなどは、昭和41~43年に発表されていました。
実際に論文を書いたのは掲載の5年前、父が26歳の時ですので、まさに人生をかけて邪馬台国と向き合い、追及してきたことになります。
 
一方の私は、生前の父から研究内容を積極的に公表するよう頼まれたものの、毎日の生活に追われ、あっという間に死後15年が経過してしまいました。
長い年月がかかり父に申し訳なく思っていますが、こうしてnoteで多くの方に読んでいただいたので、なんとか許してもらえるのではないでしょうか。
 
最後までお読みいただいた読者の皆様、「いいね」やコメントで応援をしていただいた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。
また、ウェブでの公開にあたり、魏志倭人伝の訳文を改めて推敲していただいた丘英夫氏には心よりお礼を申し上げます。
 
「空白の4世紀」を解明する次回作は、現在ゆっくりと作成しております。
今しばらくお待ちくださいませ。
 
はにワンコ

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