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パパがギター弾いたっていいじゃん!

テレビを見ていた。

親子(若いパパと年長さんくらいの息子さん)が
インタビューをうけた。



インタビュアー(以下:イ)「こんにちはー!今日はここでなにされるんですか?」
パパ「子どもが音楽教室に通ってるんで、送ってきました。」
イ「わぁ、音楽ならってるの?すごいねぇ。何ならってるの?」
子「ピアノ〜。」
イ「ピアノ!へぇー!すごいねぇ。ちなみにどうして音楽教室ならわせてあげようと思われましたか?」
パパ「僕がギターやってたので。」
イ「わかる!パパさんギターやってそう。」
子「でもパパだからもう弾かないんだよ。」


???


子どもが放った言葉に強烈な違和感があって
なんのインタビューだったかも、続きの件も
覚えていない。


パパだから弾かない?
なんで?


パパだってギター弾いてもいいじゃん。
世のギタリストのみなさまにも
たくさんパパさんいるはずだよ?


もしかしたら、このパパさんはお忙しくて
弾くことを自ら止められたのかもしれない。
子育ての大変さは友人を見ていても
想像を絶する。
子どものいないわたしが口を挟む余地は
どこにもない。
きっと自分の趣味の時間すら、
子どもの習い事の送り迎えに使うように
なったのかもしれない。
望んでか、望んでないかはしらないけど。


だけどそれは
【 パパ = ギター弾かない 】
とは違うと思った。


きっと大人の偏った言葉が
耳に入り、口から出ちゃったんだろな。
幼い子の吸収力はスポンジ以上だからね。
あのパパが今も趣味の時間をギターをかき鳴らす時間として使っていたら、子どもは
「パパはギターが弾けるよ!」って
自慢していたに違いないんだから。


どうか、大人の偏った考え方を
子どもに植えつけないであげてほしい。
いろんな場合があることを知ってほしい。
柔軟な考えを持ってほしい。
きっとそれが自分の世界を大きくし、
世界を広く見渡せる手段になる。

幼かった彼がいつか
ピアノをとても上手に弾けるようになって、
プロのピアニストとかになった時、
「僕の父はギターを弾きます。父は僕の憧れです。そんな父に勧められて音楽を志しました。」
そんなふうにインタビューに応えてくれたら
素敵なのにな。
そんな伏線回収される世界線があればいいな。


なんて。
休憩のひとときに
頭をグルンと巡った
下世話な思考と妄想(+希望を添えて)。

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