馬鹿な煙@妄ツイするひと

ゆるゆるやや長めの妄ツイをたれるアカウント

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マガジン

  • 妄想の欠片

    書くか書かないかとか考えず、 思いついたことを吐き散らかすトコロ。

  • After

    本編終了後を、妄想をマシマシに書いてく予定。 妄想仕事や妄想イベントが増えるので、苦手な人見ないほうがいいかも。 本文の後にライナーノーツ書き始めました。

  • #本編(完結)

    4期生加入と共に運営入りし、 5期生加入と共に彼女らのマネージャーになった、 〇〇のお話。 どこから読んでもある程度問題ないよう書いてますが、構成の都合で話数を割り振ってます。

  • EX

    設定は#本編と同様。乃木坂以外の楽曲を題材に書く本編の合間のお話。

最近の記事

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#1 帰り道は遠回りしたくなる

〇〇:「お疲れ」 井上:「…お疲れ様です」 後部座席に乗り込んできた女の子は、傍目から見ても元気とは言い難い表情をしている。 〇〇:「なんか凹んでない?」 井上:「だって…」 井上和。 整った顔立ち、華やかな雰囲気。 街を歩いていればきっと多くの人が振り返るだろう。そのビジュアルの完成度はお披露目の動画が公開されるなり大きな反響を呼び、前回のシングルでは選抜入りを果たし、この日、今回のシングルで初めて表題曲のセンターを務めることが告げられていた。 井上:「…私

    • The Show Must Go On

      ずっとずっと昔。 人々の中から、特殊な異能を持つ者たちが現れた。 10%しか使われていない人間の脳の、残り90%の部分を発揮することによって発現したものとされたそれはSPECと名付けられ、その能力者達はSPEC HOLDERと呼ばれた。SPEC HOLDERは貴重な人的資源として、国家や結社の暗躍によって秘匿された。 より多くのSPEC HOLDERを有することこそ、世界の覇権を握ることだと。まだ世界はそんな事も知らず、水面下で行われる争いに気づかずにいた。 しかし、 その

      • 喫茶チャイティーヨ

        〇〇「おはようございます」 店のドアを開けて、挨拶。 飛鳥「…おはよ」 入って右手側、カウンター内の隅っこ。 いつもの定位置でオーナーの飛鳥さんが、いつも通り読んでいる本からチラリと視線をこちらに移して挨拶を返してくれる。それが済むとすぐ本に視線を戻すのもいつも通り。 さくら「おはよう、今日は早いね」 カウンターの奥、キッチンに繋がる出入り口に掛けられたカーテンからさくらさんが顔を出す。 〇〇「今日は午後休講だったんですけど、一雨来そうだったんで、先に移動してきま

        • セラミュメッチャよくて辛い…。尊い…。書かなきゃ…。

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        #1 帰り道は遠回りしたくなる

        マガジン

        • 妄想の欠片
          4本
        • After
          9本
        • #本編(完結)
          16本
        • EX
          4本

        記事

          After5 アースダイバー

          〇〇「お疲れさまでした〜」 梅澤・遠藤・田村「お疲れさまでした〜」 後部座席に乗り込む一同と挨拶を交わす。 乃木坂あそぶだけの企画で、梅さんが小料理屋を開いてメンバーをもてなす“梅のや”が始動。企画の立ち上げで聞いてこれはあまりに良すぎる。と収録の見学にお邪魔させてもらった。とはいえただ見学だけして帰るのも何なので、その後の送迎を買って出た。 〇〇「いやぁ、めっちゃ良かったですね」 梅澤「ほんと〜?笑」 〇〇「ほんとに」 今回の企画は実際に梅さんが料理を作って、お客さ

          After5 アースダイバー

          4号警備 第6班

          〇〇「…梅澤さん、なんか嫌な感じです…」 梅澤「…可能な限り具体的に話せる?」 無線に手をかけながら、運転席の梅澤さんが問う。 〇〇「…すいません。このまま行くと何かあるって感じがするだけで」 梅澤「…引き返すべき?」 〇〇「……」 ちらりと後部座席の警護対象者の様子をバックミラー越しに確認する。イライラとした様子で進行方向を睨みつけている。 〇〇「…聞き入れてもらえるとは思えません」 梅澤「…わかってても飛び込むしかないか」 無線機のスイッチを入れて、梅澤さんが静

          After4.55 moonlight

          そこは、ずっと憧れていた場所だった。 小学生の頃から、ずっと挑戦してきた。 挑んでは敗れて、浮いては沈んだ。 高校2年。 進路を考える時期が来ていた。 これで最後。 そんな気持ちで参加したオーディション。 99%受からないと思ってた。 それでも残りの1%に夢を見た。 夢を叶えることに必死だった。 その分、叶った夢は愛おしくて。 けどそれは始まりに過ぎなくて。 誰からも愛される、可愛くて笑顔の似合うアイドルになろうって奮闘した。 与えられるチャンスは一つ残らず逃さないって

          本編1話の、帰り道は遠回りしたくなるが1000ビュー越えました。ありがとうございます。

          本編1話の、帰り道は遠回りしたくなるが1000ビュー越えました。ありがとうございます。

          After4 Sunshine Girl

          賀喜「…ねぇ」 〇〇「ん?どしたん?」 収録の合間、遥香が傍にやってきた。 賀喜「有休の消化ってまだ出来る?」  〇〇「うん」  賀喜「…今度美月さんと卒業前旅行の企画が配信中であるんだけど…」 〇〇「うん」 賀喜「…良かったら、一緒に来てくれないかな」 〇〇「……」 落ち着かない様子で視線を彷徨わせる遥香。 〇〇「いいの?」 俺が混ざって。 二人じゃなくて。 残り少ない時間だけど。 賀喜「寂しい思い出にしたくない。笑って、ちゃんとお見送りするための心構えがしたい

          After3.57 HOME TOWN

          〇〇父「よう」 〇〇「…どーも」 待ち合わせ場所にやって来た車から降りてきたのは〇〇さんと同じくらいの背丈の男性。 〇〇父「どーもじゃねぇんだよバカが…!」 〇〇「イッテ」 気まずそうに、よそよそしく挨拶する〇〇さんの頭を叩くお父さん。 〇〇父「すいません、後ろ、乗ってください」 ぺこぺこと頭を下げるお父さんの言葉を聞いて、私と与田さんは驚きながらも車に乗り込む。運転席にお父さんが、助手席にノロノロと〇〇さんが乗り込むと車が動き出す。 〇〇父「いや、すいませんね。

          After3.55 NIGHT TOWN

          その人はいつも控室の隅に立ってた。 高い背丈、オールバックにした髪、ちょっと怖い鋭目の目つき。 誰と話すわけでもなく、所在なさげに、居心地悪そうに。 4期生の加入と同じ時期に運営に入った〇〇さん。無口な人。そんな印象。 別にこれと言ったきっかけがあったわけじゃない。けど、ずっとなんとなく気になっていたことを、この日なんとなく言った。それだけのこと。 与田「…〇〇さんって背、高いですよね」 〇〇「え…、あ、すいません、デカくて目障りですよね…」 目障りって言葉、そんなスッ

          After3 DOWN TOWN

          与田「ついたね〜」 ぐいーっと伸びをしつつ、だっちょさんが言う。 井上「神戸、初めてです」 キョロキョロと周囲を見渡す和。 〇〇「全ツでも来ないからね〜」 本日は乃木坂あそぶだけの企画、餃子を食べるだけ。で我が地元神戸にやって来ている。 現在は神戸空港からポートライナーに乗り三宮駅に到着したところ。 〇〇「とはいえこのへんは人多いんで、ひとまず移動しましょう」 駅前の混雑では落ち着いて話もままならないし、導入を撮るにしてもここでは難しいだろう。 与田「まずはど

          ひだまりにうたう。

          小笠原諸島に名を連ねる架空の島、日向島。 その島唯一の高校は、この春全校生徒が50人を切るほどまで減少。いつ統廃合されてもおかしくない状況になっていた。 生徒数の減少により、部活動も縮小傾向。 自然豊かな土地の広さも相まり、運動系の部活が活発なため、文化系クラブは年々消滅。 せめて廃校になるまでは。 そんな想いのもと、たった3人の軽音部とたった2人の吹奏楽部が力を合わせ、“なにか”を成し遂げるために立ち上がる。 たった1人の島外からの入学者と共に。 ・日向島高等

          何故か公開して日の浅いMonopolyのビュー数が凄い勢い。 現在本編第1話に次ぐビュー数第2位。 なんだなんだ。

          何故か公開して日の浅いMonopolyのビュー数が凄い勢い。 現在本編第1話に次ぐビュー数第2位。 なんだなんだ。

          After2.55 Monopoly

          〇〇「あ、そういえば、モネ展行こうと思う」 とある撮影の控室、パソコンを叩きながら〇〇さんが急にそう言った。 池田「もう終わりましたよね?」 東京、上野の森美術館で行われていたモネ 連作の情景は1月の末で既に会期を終了済み。 〇〇「うん、だから大阪の方。有給消化がてらね」 〇〇さんは毎年、年度末が近づくと未消化の有給について偉い人達に色々言われているらしい。去年も大して消化できないまま、結局なぁなぁになっていた気がする。 池田「いいなぁ〜」 〇〇「…瑛紗は東京の展

          After2 フィロソフィー

          池田「着きましたね〜!」 大阪は中之島。 この日は瑛紗の出演する“なんて美だ”でも取り上げられたモネ連作の情景を観るためはるばる東京からやって来た。瑛紗自身は東京の会期中に観に行けたのだけど、今回は東京で見れなかった俺の有給を利用した大阪展の鑑賞に同行している。 池田「ホントに中の島なんですね」 〇〇「川と川に挟まれた中洲だから、中之島ね」 堂島川と土佐堀川に挟まれた細長い島。 今回の目的であるモネ展はこの中之島にある、中之島美術館で開催されている。 〇〇「ほら、見

          After2 フィロソフィー