全日本大学駅伝のエース区間はどこなのか?

今回は全日本大学駅伝で走った区間と箱根駅伝で走った区間についてまとめました.対象としては全日本大学駅伝が現行の距離となった第50回の全日本大学駅伝,95回の箱根駅伝からとします.

50回全日本大学駅伝と95回箱根駅伝


51回全日本大学駅伝と96回箱根駅伝


52回全日本大学駅伝と97回箱根駅伝


53回全日本大学駅伝と98回箱根駅伝


54回全日本大学駅伝と99回箱根駅伝


全5回分での合計

合計を見ると全日本大学駅伝1区を走った選手のほぼ半数が箱根駅伝でも1区を走っています.また,全日本大学駅伝2区を走った選手は箱根駅伝でも2区,全日本大学駅伝3区を走った選手は箱根駅伝でも3区,全日本大学駅伝4区を走った選手は箱根駅伝でも4区を走った選手が最も多くなっています.全日本大学駅伝5区を走った選手が最も箱根駅伝で走った区間は4区ですが往路を走った選手よりも復路を走った選手が多くなっています.全日本大学駅伝6区ではさらにその傾向が顕著となり,往路を走った選手よりも復路を走った選手が10人多くなっています.近年,田澤選手や近藤選手などが走った全日本大学駅伝7区ではやはり箱根駅伝2区を走るような選手が多いことがわかります.全日本大学駅伝8区では箱根駅伝5区を走った選手が最も多くなっています.

箱根駅伝で往路を走った選手が多いのは全日本大学駅伝の1区,8区,2区となります.次に多いのは3区,7区,4区となり,復路を走った選手の方が多いのが5区,6区となります.特異なのが7区であり往路区間を走った選手は少ないのですが,箱根駅伝で2区を走る選手が2区と並んで最も多い区間となっています.また全日本大学駅伝8区では箱根駅伝5区を走る選手が突出して多くなっており,山を登ることのできるタフな選手が配置されているといえます.このことから全日本大学駅伝でのエース区間を考えると2区と7区であるといえます.1区は全日本大学駅伝でも箱根駅伝でもスターターの選手が務めることが多くなっています.主要区間としては次にタフな8区であり,3区,4区と続いていく形となっています.

よくあるオーダーを考えると、
2区にエースを置く場合
1区 スターター
2区 エース
3区 準エース
4区 往路級の選手
5区 復路の選手
6区 新戦力
7区 復路の選手 (9区,10区の選手)
8区 山登り

7区にエースを置く場合
1区 スターター
2区 準エース
3区 往路級の選手
4区 山下り
5区 復路の選手
6区 新戦力
7区 エース
8区 山登り

などが考えられるでしょうか。こんかいは以上となります。お読みいただきありがとうございました。


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