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六法全書の「六法」ってどの6つ?

今回は相続から一回離れて、法律の豆知識の記事です。
ちょっと気になるけど自分で調べるほど気になるわけではないもの解説シリーズ!
六法全書についてです。最後までお読みいただければと思います。


六法全書とは?簡単にいうと

法律を勉強したことがない人でも「六法全書」という言葉は聞いたことがあるのではないかと思います。法律って細かくはいろいろあるんですよね。ただ、そのリーダー格を大別すれば6つに分かれるということなのですね。

軽い解説入り紹介

憲法

①憲法
憲法は、法律の中でも最高法規といって、日本の法律の基盤となるもので、これに反する法律は作ったらダメですよ、っていうことなんです。人権の考え方などはこの憲法に則っています。憲法のもう一つの柱は、統治機構ですね。

民法

②民法
民法は、このブログでも最多の登場回数を誇る法律ですが、これは私人間の法律関係を規定しています。「総則編」「物権編」「債権編」「親族編」「相続編」に分けられていて、全部で1000条を超えます。

刑法

③刑法
これは、ニュースや刑事ドラマなどでも目にする機会の多い法律ですから、なじみがあるかと思います。犯罪とその刑罰を規定しています。

民事訴訟法

④民事訴訟法
民法上の争いが起きて訴訟になった時などに、実際にどのような手続きをするのかについて規定しています。

刑事訴訟法

⑤刑事訴訟法
刑事罰を裁くための訴訟手続き等について規定しています。ドラマで、裁判官・検察官・弁護士が登場する裁判シーンは、刑事訴訟です。

商法(会社法)

⑥商法(会社法)
商売上の法律や会社に関する規定を記載したものです。もともとは、商法の中に会社のことを規定した部分があって、会社法は商法の一部だったのですが、平成18年に会社法として独立しました。ただ、大きな括りとしては、同じカテゴリーとして扱われています。

もちろんこれ以外にもたくさん法律はあります

以上の6つが「六法」です。このほかにもたくさんの法律が存在します。
例えば私たち司法書士が最も扱うのが不動産登記法・商業登記法ですが、不動産登記法は民法の中に含まれており、商業登記法は商法(会社法)の中に含まれています。

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