シャニマス体癖論に乗っかってみる5。日記。

　シャニマスの登場人物の体癖を読むという個人的練習の続き。例によって例の如く百発百中には程遠い精度で書くので大目に見てもらえると幸甚。敬称も略す。

　今回は主観(バイアス)で見れば楽曲が優遇されていた記憶がある放課後クライマックスガールズ(※以下放クラ)を取り上げてみる。


初めは小宮果穂。

　ヒーローに憧れを持つ彼女は年齢と身長の外見的ギャップで起こり得る摩擦を、歳上と接する事で上手く緩衝できるいい環境にいると思えた。その為か子供独特の四角四面な敬語の他に時折大人顔負けの処世術的配慮も見せる事がある。

　この上下関係や様式に敏感なのは上下型の特徴で、知的好奇心やヒーローに付随する印象である名誉、大義名分に価値を見出し、その価値観を他者に伝える事に抵抗が薄いので鬱散傾向と言える。

　加えて複合は左右型の鬱散傾向が見られ、放クラのメンバーや他者を常に気にする他、感情を発露させて行動が派手になる場面が見られる。そしてヒーロー好きとの関連として自分をコミュニティの中心に置きたいという欲求も、趣味への熱意を加速させていると考えられる。


次に田園智代子。

　彼女の印象はとにかくよく間食を挟む事と地道な努力を避けがちな側面があるといった具合。

　間食については左右型の特徴で、消化器系統にエネルギーが集中してしまうのが原因と思われる。しかし彼女の場合は鬱帯傾向なので3食をしっかりとるのではなく少量を細かく挟んで摂食総量がいつの間にか3食分を超える事も珍しくないかもしれない。

　複合は上下型の鬱帯傾向で一見すると真面目な雰囲気は持つもののどこかに変身願望があり、少女漫画を読む程度には裏で妄想を膨らませるタイプ。ストーリーにも要所でそれが表現される。


続いて西城樹里。

　派手な金髪と負けん気の強さが印象深い彼女は意外にも話を聞く側に回る事が多かった。

　彼女のツンデレ的要素は捻れ型鬱帯傾向であると予測できる。プライドが有るのは鬱散傾向と似ているが、それ故にマウント取りに興じる事は無く、寧ろ地道に自らを高めて行こうとする姿勢は放クラの中で良い手本となっているように思う。

　複合は左右型鬱帯傾向と見られ、聞き役に徹する、同情と共感能力がそれなりに高い、恋愛に奥手ながら田園智代子同様に興味はあるので少女漫画を借りて読む、といったところは小宮果穂と種類は違えど人畜無害と言って差し支えが無い。
　マイルドアイドルヤンキー。強気の口調は最早飾り。


次いで有栖川夏葉。

　第一印象は富裕層の成人間近な人であったが、蓋を開けて見れば話題の殆どが犬と筋肉であった。

　肉体的要素の努力を厭わず何かを地道に重ねるのは捻れ型の鬱帯傾向と解釈でき、普段はストレートな物言いだがシャニPとの会話では矢張り発破をかけられると対抗心が直ぐに露呈する。
　彼女は理性的にバランスを意識したトレーニングを心がけているように見えるが、原則としてセルのように完全体を目指している生命体なのでスイッチが入ると他者の弱音も完全体への過程と捉える時もあるようだ。

　複合は左右型の鬱帯傾向で、立ち姿でもよく腰に手を当ててモデル立ちのような体制になる。彼女が左右型でありながら情緒が極度に不安定化しないのは恐らく捻れ型が中和作用をもたらしているからで、精神的に傷つくときは本当に打たれ弱いが回復が早い。(※筋トレの効果によるものであるかという疑問はここでは扱わない)
(ここでは鬱帯と書いてますが鬱散と修正します。)

最後に杜野凛世。

　彼女の第一印象は奥ゆかしく古めかしいだった。

　詳しく観察してみれば彼女は意外にユーモアがあって物事の解釈の幅が広いように思えた。他にもセンスについては肌身離さず持っている呪ぶt...人形に対して「プロデューサー様」と名付けるような一面があり、放クラメンバーは人形について何故かあまり触れないのも特殊な精神領域を感じ取っての事かもしれない。

　そんな彼女に関しての私の記憶が正しければ家庭環境が少々窮屈な雰囲気を持っており、発言やエピソードからのみ察するに上下型の家系なのだろうと思われた。皮肉な事に私の観察が正しければ彼女もまた上下型を受け継いでおり、分かりやすく真面目な性格の奥で密かに自由に生きられる環境への妄想を膨らませていたかもしれない。

　そしてこの自由への憧憬は複合体癖にも関連していて前後型の鬱帯傾向があると思われる。この体癖は縛られる事への抵抗感が強く、観念世界への没頭と情報を扱う能力が象徴的に出てくる。その最たるものは田園智代子を中心とした少女漫画の愛好家から、それまで知らなかった世界を知らされた時に「ご指導」といった表現をするシーンで垣間見る事ができる。
　加えて肺機能が弱い所為か口調がゆったりとしている事が目立ち、瞼が大きく開かないのもぼんやり夢想しがちなのもポイント。



　これらを総合して放クラを解釈すると各々がいるべきポジションに配置されているので、グループ全体の活性を担保する為のやりくりを必要としていないコスパが高いコミュニティと言える。打てば響く。強い。