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NIZという無料ブラウザゲーがかなり出来良かった

皆さまご機嫌よう

何かに没頭したい 何かをひたすらしたい
そんな気分になる時ない?

そんな気分になったとき、大体目のいくコンテンツとして、自分は所謂wizライク的なものに手を出したり、日本一ソフトウェアのゲームを遊んだりする

そして今年はそれがめちゃくちゃに悪化した結果
・GBC版ウィザードリィ3
・SFC版ウィザードリィ5
を遊んで両方クリアしてきた

両方別に初見ではなかったので、方や力のコイン転生でゲームをぶっ壊したり、方や核攻撃以上の斬撃を行える最強武器ソウルスティーラーの力でゲームを完全破壊したりしていた

でもまあ初見じゃないし新鮮さはあまりなく、クリア後のダンジョンクロウルもあんまりすすまなかったので、別の巣を探すことを決意

(というか掘るぞ〜って意気込んだ瞬間に村正引いたり聖なる鎧出たりしてもう出鼻くじかれまくったのよね 5は777階のドロップ狂ってるから言わずもがなだし)

個人的には、wiz並に「シビアに遊ぼうとしたらシビアに、ヌルく遊ぼうとすればヌルく」みたいなバランスのゲームが良いなと思い、探すことに

そこでこのゲームに出会ったと言うワケ
そして一通り遊んだところ出来も結構良いものだったのでこの記事を書くことにしました

ちなみにゲームページはこちら

簡単に遊べるのでぜひ触ってみてね!


じゃあ紹介行くぞ!


NIZとは

どっかで見たシステムねぇ

名前からして「偽ウィザードリィ」ニュアンスが先行したウィズクローンゲーム
種族や職業もwizのそれで、その辺の基本文法がわかっていればパッと遊べる

というか呪文名が版権の問題で使えないアレ(トゥルーワードとか言われてるやつ)じゃない以外全部wiz!最強呪文は核攻撃!

あまりにもwizardryしすぎててフリゲーにしてもやりすぎだろってなっちゃった

ちなみに五つの試練よろしく(特定の呪文名書き換え以外には皆使っていないであろう)呪文名書き換えまで完備している 素晴らしい

wiz知らないみんなも魅惑の地下迷宮へ

ということで、wizなんか知らねーよジジイがよ!みたいな人向けにどんなゲームかを軽く説明しよう
(wizライクやクローンで似たもの触ってきた人がほとんどかもしれないので、無用な説明かもだけど…)
まず前提としてこの話ではwizardryっていうゲームのフォーマット全般についてお話しするんだけど、この話=NIZの話と捉えてくれて結構
もし良かったらブラウザで先ほどのURLを開いてゲームスタートしてみてもらっても構わないぞ

①キャラを作ろう
恐らくwiz初見でゲームスタートした瞬間、一番戸惑うのはここかもしれない
スマホ版なので縦長画面だけど、急に謎の選択肢が出てくる

何この画面?

勘のいい諸兄はここで「ギルガメッシュの酒場でキャラを募るんだろ?」とか思うかもしれんが、肝心の酒場を選んでみるや否や、「せんし1」みてえな名前のよくわかんねーデフォキャラが6人並んでるはずだ
そう、キャラ集めとキャラメイクが別設備なのだ!

じゃあキャラ作成はどこだよダボっつー話なんだが
「訓練場」ってのがその「キャラメイク施設」になる

その中の「キャラクター作成」を選ぶとこんな感じのキャラメイク画面が出てくる

ここでまず
・名前
・種族
・戒律(善・中立・悪)
の三つを決定すると、キャラクターごとのボーナスポイント・およびそのポイント割り振りで就くことのできる職業が表示される
そして職業に就ける最低限の数値を振った後、余りのポイントを自由に振り分け、キャラクターを作る…というシステムになっている

パーティキャラは全部で6人なので、6キャラ分これを繰り返そう

注意点!
・編成において前3人は前衛キャラ、後ろ3人は後衛キャラとなっていて、後衛キャラは通常攻撃を行えない!魔法が使えるキャラや、それ以外の仕事が出来るキャラを後列に編成できるようにキャラを作ろう!
・ビショップ・侍・ロード・忍者という「上級職」と言う概念がこのゲームには存在し、育つとそれぞれ専用装備等もあり強力なのだが、ビショップ以外は他職でできる仕事が多いし、何より成長が遅い!(呪文習得レベルは下級職より高く、必要経験値も多く、HPの伸びも戦士より低かったり…と色々クセがある)
出来るだけ下級職でスタートするほうが最初は遊びやすいぞ!

・戒律は職業につく条件になっている他、善・悪のキャラクターは(酒場内では)混成してパーティを組むことができない 中立はどちらともパーティが組める

・かといって全員中立で良いかと思えばそうでもなく、中立キャラクターは戒律が何をしても変動しない
また、悪限定・善限定職業でしか回復魔法を覚えることは出来ない

こんなところかな?引っかかりそうな要素は

そうして思い思いの編成を作ってから、冒険をスタートさせよう

酒場でパーティを組んだ後メニューの「町外れ」を選ぶとダンジョン名が表示されるため、それを押すとダンジョンへ入ることができる

ここからはいろいろ試して頑張ってみてくれ!

ただ一つWIZクローンのため割と死が重いので、出来るだけ死なないようにはした方がいいかも

以下、こういうお約束的なのは分かってる人が遊んだ感想をつらつらと書いていこうと思う

遊んだ感想

本家のシビアさと外伝の狂ったクリア後数値パンチャーな難易度の両立

じゃあどこで個性出すのよって話なんだけど、ゲーム的な部分だとクリアまでの必要レベルが結構高い
ゲームの目的すら正直同じ(最下層のボスが持ってるアイテムを持ち帰ってクリア)なのだけど、そこは結構違うかも

なんというか、全呪文の使用回数が5回以上ないと普通にめちゃくちゃ敵がしんどいし、弱いエンカ狙うみたいな行為が割と定常運転になるぐらい敵が強い

同階層での敵出現テーブル変更もあったりと、シナリオ5のバランスでシナリオ1やってるみたいな気分になる
スターフィッシュ製の外伝がちょっと近いかも
クリア後の世界もあるけど、そっちに関してはバランスに対して正常に語れないぐらいにはもうやりこんでしまったので、ちょっと話すけど聞き流してくれ

クリア前のバランス

先にも話した通り、クリア前のバランスに関しては
「マップギミックがあまり複雑でない代わりに戦闘が苛烈」って感じ 本家にない追加呪文が探索に対して余りにも無法なのでそれも手伝ってるかも

みんな素の殴りがめちゃくちゃ痛かったりな上で、呪文の威力はウィズ据え置きって感じなので、とにかく1戦闘での消耗が結構激しい

呪文持ちの敵=レジスト率が高めという傾向も結構そのままな関係で「向こうは全体呪文バンバカ撃ってくるのにこっちの呪文は無効化される」みたいな事態が起きるのもよくある
なのでクリアまでは僧侶さん最強じゃない?ってなると思う

あと本家で意識しているであろう「背伸びした先でちゃんとピンチになる」というバランスもきっちりしており(階層がそんなに多くないのも手伝って)結構短いスパンでピンチと打開のメリハリがついてくる

◯◯が何を落とす みたいなドロップテーブルも本家より分かりやすく別れている印象があり、「危険の先に良い報酬」という快感要素も本家よりNIZの方が分かりやすく感じた

そしてクリアアイテムも本家や外伝遊んでる人にはお馴染みで、リスクリワードとしての機能もちゃんと持っていてよかったなと思いました
言うたらラスボスも本家よりタフで、結構強かった

クリア後のやり込み

そしてクリア後に至るんだけど、ここが結構大味
俺は大大大好きだけど「バランス取るの放棄しただけじゃん!」って言ってる人が出ても仕方ないかも
まず突入直後は天地がひっくり返っても勝てないような裏ボスを目標に武具を集めたりでパーティを鍛錬することに

そしてその一部を超えた先で、正直賛否点だとは思うんだけど、このゲームやり込めばやりこむほど「レア掘りが意味なくなっていく」

なぜかと言うと、クリア後の一定以上の進度になるとキャラの回避率以外全てが成長する要素が解放されてしまうから

解放される成長要素としては以下
・能力値の種族限界(各初期能力+10)が撤廃
・能力・レベルに応じて攻撃回数・攻撃力が青天井で成長
・呪文威力も成長(!?)

なので最強キャラつくっちゃうとアイテム欄が下の画像みたいになる

ちなみにここまで育てると実戦だとどうなるかと言うと「HPが高くても1000かそこらの敵相手に2000ダメージの全体呪文を叩き込むことが可能で、たまにいるHP数万単位のボス相手でも素手パンチで6〜7桁のダメージを“絶対に先制で”叩き込む化け物」になる

ついでに下のキャラはビショップなので当然鑑定はできるし、罠解除も素の能力が高すぎて出来てしまうので盗賊要らず
種族・職業の特色とかも消え失せたハイパーキャラクターになってしまう点と、レア武器の意味が消失してしまう点は悲しい


限界突破の結果

尤もこれは「レベル上げと言う行為そのものが好きな人間」が遊ぶとこうなる という例なのでこれがこのゲームの結論で全てではない…と信じたい

それにこんなやつでも首刎ねられたら死ぬし、ラバディ食らったら死ぬゲームなので、急にポックリ逝くみたいなのは全然ある
何よりその域まで行くと防具のACも意味無くなっていくのだ
隠しダンジョンの最深部は、-20もあるACを紙のように貫通してこちらに攻撃を当てる輩でまみれてるので、全裸忍者以外に攻撃を避ける術が存在しない(忍者は3レベルごとのACが1下がる)

じゃあこの力を試す強敵はいないのか?って話になるんだが、居る
いや、正確には作れる
シナリオ5のクローン敵みたいなのを自作して殴り合い出来る要素がある
実績収集要素もそこにあるんだけど、正直そっちはおまけ

いくらでも強い敵作って遊んだり、他人のキャラ持ってって殴り合いしたりもできるので仲間内で流行ったらちょっと楽しそう
(ただ制限はいると思う 限界突破なしとか)

まとめ

クリア前はどこか懐かしいけど戦闘偏重な調整
クリア後はすごく大味だけど数値伸びるの見る人は大好きだと思う 
だから俺は大好きでずっと遊ぶタイプのゲーム
さあ、どのぐらいまでレベルアップできるだろうか…


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