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解釈というもの

村上春樹の文章は、混沌とした世界に連れて行ってくれ、だが喧騒から離れさせてくれる、という私の感想。
わかりにくい表現も多々あれど
彼の作品を読んで映像を創るなら、10人いたら10人、違うものを創り出すだろう。
いくらでも創造できて
そして理解できない挫折も味わい、再度挑戦する意味を覚える。
文中にでてくる「配電盤」。それの担う裏の解釈は違う。最初と最後でも自分での受け止め方が違う。
彼はなにを言わんとしているのか。おそらく1%もわかってないかもしれない。
読了後も、表紙に手をかける自分がいる。
また新たな解釈が自分に生まれたら
楽しいなと思う。
何度同じ本を読んでも都度、気持ちが変わるなら、新しいことの始まりなのかもしれない。

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