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「SIMPLE RULES「 仕事が速い人」はここまでシンプルに考える」を読んで、実際にマイルールを考えてみた

「SIMPLE RULES「 仕事が速い人」はここまでシンプルに考える」という本を読んだので、勉強になったことをまとめていきたいと思います。また、まとめ内容は、自分なりに解釈しているため、本の内容と少し違う部分があるかもしれません。ご了承ください。

なぜシンプルなルールのほうがよいのか

現代社会は、昔と比べより複雑になっていると言われている。そんな社会だからこそ、ルールをより複雑化させるのではなく、シンプルにする事が大切であると著者は主張する。

シンプルなルールには、以下のような4つの特徴がある。

  1. ルールの数が少ない

  2. 変更しやすい

  3. 具体的である

  4. 柔軟性がある

そしてこの特徴が、シンプルルールが良い理由になる。つまり

  1. ルールが少ないから覚えやすい。そのためルールに集中できる。

  2. 変更しやすいため、人や場面によってカスタマイズできる。

  3. 具体的であるかから実行に移しやすい。

  4. 柔軟性があるからルールの枠組みの中で自由に行動できる。

ルールの種類

ルールには以下のような種類がある。(他にも考えられるかもしれない)

  1. 基準に関するルール(何かを行う基準や、やめる基準)

  2. 優先順位に関するルール

  3. どのように行うかのルール

  4. いつ行うかのルール

  5. 集団行動のためのルール

シンプルルールを作る上での注意点

シンプルルールを作る上では、以下のような点に注意する必要がある。

  1. ルールは、なるべく少なくするように努めること

  2. ルールは、限られた狭い範囲に適応すること

  3. シンプルなルールを作成するのは、困難な作業であると自覚すること

1つ目と2つ目の注意点は、シンプルルールの特徴を保つためのものである。

1つ目の注意点があるのは、ルールは1度決めたらそれで終わり。とはならないためである。ルールは、適応結果を確認して、再考していく。その時に、ルールがどんどんと付け加えられて、増えて行くことがないようにする。

2つ目の注意点があるのは、ルールの具体性を保つためである。広い範囲に適応しようとすると、どうしてもルールが抽象的になってしまう。抽象的なルールは行動に映しにくい。

最後に3つ目の注意点について説明する。シンプルなルールは、一朝一夕では考えることができない。実は複雑なルールの方が考えるのは簡単なのである。

以下は、本からの引用である。

「シンプルであることは、複雑であることよりも難しい。物事をシンプルにするためには、必死に努力して思考をクリアにしなければならないからだ。だが、それだけの価値は絶対にある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるのだ」

SIMPLE RULES「 仕事が速い人」はここまでシンプルに考える

この名言は、スティーブ・ジョブズが残したものである。シンプルなデザインを追求し続けていたと言われるスティーブ・ジョブズも、シンプルな方が困難な作業であると考えていたようだ。

シンプルなルールは、長い時間をかけて少しずつ改良し、完成させるものであると考える必要がある。

ルールを作る手順

ルールは4つの手順で作成する。

  1. 目標を決める

  2. 目標を達成する上での障害を見つける

  3. 障害の解消方法を調べる

  4. 障害を解消できるルールを決める

ルールを作るときは、以下のような点に気をつけること

  1. 目標は、明確なものにする

  2. 障害が複数ある場合、最も効果が大きいもの1つに絞る

  3. 障害の解消方法は、なるべく信頼できる情報(他人のアドバイスより、似た境遇の人の実体験。個人の体験談より科学的根拠があるもの)を使って調べること。

実際にシンプルルールを考えてみる

実際にシンプルルールを考えてみました。

目的

研究に費やす時間を増やすことを目的とします。
今私の一番の悩みは、修士論文が完成するか不安ということです。締切まであと1ヶ月と半月になりました。これからが正念場になります。生産性は、効率✖️時間で決まります。
そこで今回は、時間に関してルールを決めようと思います。

障害

時間を増やすために、ネックとなるのは、研究を行うハードルの高さです。研究を進めるには、かなりの集中力と労力を必要とするためです。
そこで、どうすれば敷居を下げられるかを考えました。

ルール

以下のようにルールを決めました。

  1. 朝起きたら、1時間半研究を進める

  2. PCはスリープモードにしておく

  3. 行わないといけないことをリストにまとめておく

以下が、それぞれのルールを決めた理由になります。
1つ目のルール:一度手をつけれてしまえば、ハードルが下がるため
2つ目のルール:やろうと思った時に、すぐに取りかかれるように
3つ目のルール:何を行うかをいちいち頭で考えなくて良いように

まとめ

シンプルルールについてのまとめでした。
複雑な物事に対応するために、シンプルなルールな方がうまくいく。これは、いままでの自分にはなかった視点でした。
本では、ここでは紹介していない面白いシンプルルールがたくさん載ってます。(鳥の集団行動や、東京の首都圏の鉄道網の話など)もしこの記事を読んで興味を持った方がいらっしゃれば、ぜひ読んで見てください。

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