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『人に言える範囲のクセ』

20240107

 
 人間、誰しも一つや二つは、人に言えない秘密があると思うのだが、僕は他人にギリギリ言える変な癖をひとつ自覚している。


 それは大学生くらいの頃から、歩くたびに頭の中で3の倍数を数え続けてしまうようになったことだ。

具体的なきっかけはよく覚えていないのだが、大学の最寄り駅から、近くの駐輪場に行くまでの間、なぜか右足を出して3、左足を出して6、右足を出して9と頭の中で数え続けてしまうようになった。


自分でもなぜこうなってしまったのかわからない。

自分の動く足元を見て、頭の中で3,6,9と数えて、目的地が遠ければ遠いほど、数えるのが難しくなる。33、36、39、42、、45、、、48、、、、、51、、、、54、、、、。

数字が大きくなってきたら、次の数字も出てきにくくなる。



 この癖は歩くたびに常に起きる現象ではない。3の倍数を数えることなく歩けることもある。ただ、電車に揺られて外を見ているとき、目の前を柱が通り過ぎるたびに、また3の倍数を数え始めてしまうことがあったりする。怖い。


 どこまで3の倍数を数えられるかという、自分の限界に挑戦しているのかもしれない。

しかし、30と60と90に達すると、3の倍数が数えやすくなって、少しつまらなくなるが、数えやすさに安心したりもする。



本当に何のためにやっているのかわからないが、自然と自分の頭の中で始まってしまう。


 これがなぜ「3」の倍数なのかもわからない。2の倍数や5の倍数は数えるのが簡単すぎるから、3がちょうどいいのかもしれない。


みなさんも、人にギリギリ言える自分の変な癖はありますか?
今度、こっそり教えてください。


長文、乱文失礼しました。

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