見出し画像

引きこもっても。

2番目の兄は引きこもり。

7つ上の兄は私が小さい頃、小学校に行かずにずっと家にいた。

そんな兄が羨ましかった記憶が今もある。

兄は私をよくパシリに使っていた。

子どもの頃の兄との関係は最悪。

中学生になった兄が久しぶりに学校に行った帰り、記憶喪失で帰ってきた。

あの怖い兄が不安そうな顔をしている。

「ほんとに記憶ないの?えっ!本当に?」

心配どころか

記憶がなくなった=怖い兄がいなくなった

と私は喜び踊ったあと、

記憶を無くしたと言っていた兄に殴られた。

絶対記憶あるじゃん、と泣く私。

今はすっかり仲良し。

良き理解者。

2人の息子を育て上げて、

歳の離れた私の息子をとても可愛がってくれる。

コロナにかかったと言えば心配して毎日連絡くれた。

あの頃は最悪でも

こんな日がやってくることもある。

子どもだった私、

がんばれ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?