見出し画像

仮面ライダー俳優

最近、エックスで病気で余命が少ない子どもに向けて仮面ライダーシリーズに出演歴のある俳優の方々がメッセージを送ったり直接会いに行ったりという行動をしているそうで、話題になっています。

仮面ライダーを演じた俳優さんってファンからすると特別な思い入れがあるんですよね。

出演当時は無名で演技も上手くない訳ですけど、それが1年間の撮影を通じて成長していく過程を見ていくのが楽しいのと同時にどこか親心みたいな気持ちが芽生えていくんです。

そして、1年間の撮影を終えてライダーから巣立って行った後に色んな作品に出演して活躍する姿を見れるのがまた嬉しいんです。

代表的な方を挙げていけば、オダギリジョー、要潤、小田井涼平(元純烈)、水嶋ヒロ、佐藤健、瀬戸康史、菅田将暉、福士蒼汰、吉沢亮、高杉真宙、竹内涼真、赤楚衛二、髙橋文哉、井桁弘恵など(敬称略)。

もちろん今挙げた方以外にも多くの俳優の方々が色んな活動をされているのを目にしますね。

でも、ライダーを演じた事ってある種の呪いに近い要素もあって、良くも悪くも演じてた当時の役のイメージが付き纏ってくる事があるようで。

仮面ライダービルドで主役を演じた犬飼貴丈さんは、ライダーの話題を避ける事はしないものの卒業後はしばらく変身ポーズとかは封印すると話していた事もありましたし、初代ライダーの藤岡弘、さんでさえも後輩作品への客演を長年断っていたそうですからね。

オダギリジョーさんも卒業後は多くのバラエティ番組に出演して役と違う面を見せてクウガのイメージを払拭しようとしてました。

また、ライダーを演じていた事で世間からの目は厳しくなります。何か間違いを犯したとして一般の俳優よりもバッシングを受ける確率は上がってしまいます。

とあるライダー作品で主役を演じた某俳優さんは現役の時に路上喫煙や熱愛を報じられて大バッシング受けてますからね。

結構、肩身の狭い思いをされている方は多いんじゃないかと思います。

ただそれでも僕の知る限り、ライダーの出演歴を黒歴史にしている俳優さんは1人もいないはずです。

イメージの固定に関しては、ライダーに限らず代表作品という物を持っている俳優さんであれば共通の話ですし、先述した出世した俳優さんの多くはインタビューなどで「ライダーは原点で大事」だと語っています。

オダギリジョーさんなんかは黒歴史説が流れてましたけど、とあるラジオ番組で本人の口から否定されています。


そして、改めて多くの俳優の方が卒業後もライダーの役を大事にされている、というのが今回のエックスでの件で感じさせられたのが長年のファンとしては嬉しい限りです。

因みにこの件については、なぜか世間からの意見は賛否分かれていて、俳優の元に誹謗中傷が届いたりしてるようです。なんか嫌な世の中ですね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?