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君の分までちゃんと生きるから

自分の大切な友だちに向けて、残せるものをと思い書くに至りました

先日、中学生からの同級生の友だちが突然亡くなった。

地元に帰省していた私は、その日大阪に戻る予定だったが、朝母親からニュースの知らせを聞いた。

本当に亡くなったのが本当にその子なのか、嘘であってくれと思いながら何度もニュースを見返しては確認した

が、お通夜の連絡が入った時に現実に引き戻された

だって彼とはつい3週間前に地元の祭りで久々に再会し、この夏一緒にまたご飯に行く約束をしていたのだから。

彼は本当に人思いで

いつも少し控えめで

でもはにかみながら笑う笑顔が特徴的な好青年だった。

高校が離れても日にちを合わせてあったり、私が部活で大怪我をして入院した時にはお見舞いにも来てくれた。

そしてつい先日久しぶりに会った彼は、

服をおしゃれに着こなしパーマをかけた髪型で見慣れないほどの見た目の変化とは裏腹に、

中身は私の知ってる優しい人思いなその子のままだった。

なぜあんな心優しい子が若くして命を失ってしまうのか、やるせない気持ちに駆られた。

彼の最期の姿が、明るい元気な姿だったからこそ余計に信じられず悔しかった。

そんな時、同じ仲良しグループにいたうちの1人が言った

「絶対同じことにならんように気をつけようね、あいつのためにも」


今でも私の記憶に鮮明にある彼の姿

成人式の時、彼は嬉しそうに私に言った

「俺バンド始めたんよ」

私がバンド活動をしているのを知っていて、練習を頑張っているんだと。

彼の演奏を聴きに行くことは叶わなかったが、

人一倍謙虚に努力するあの子のことだから、

私よりもすぐにギターも習得して笑顔で演奏していたのだろう。

明日彼とちゃんとお別れして、

私も今いる周りの大切な人たちに感謝を忘れないように、そして自身の持病にも向き合って精一杯生きていきたい

20歳、早すぎるよ

まだ一回も一緒にお酒も飲めてないじゃんか

この夏一緒に会う約束したじゃん

君のためにも精一杯生きるけんさ、

ずっと私らのこと見守っといてよ。

ずっと忘れんけんね 

ご冥福をお祈りします。 2023.8.19

#別れ #友人の死#生きる



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