見出し画像

しょっつる(塩魚汁)

秋田の冬の味覚に「しょっつる」があります。
出汁はハタハタを発酵させたもの。魚醤料理といわれ、
タイのナンプラーに近いといわれています。

父はしょっつるといわず、「しょっつるかやぎ」と言っていました
(しょっつる→塩汁 貝焼き→訛って「かやぎ」という 諸説あり)

父は浅めの鍋に、ハタハタやねぎ、豆腐など入れてもちろん秋田の日本酒と一緒に食していましたね。
日本酒は秋田市の「新政」(あらまさ)です。

きりたんぽの出汁同様、
しょっつるの出汁は瓶にはいって売っているようです。

これもまた時代の変化で、父のように「しょっつるかやぎ」として
食べる人も少なくなって来ているようで、
近年では
イタリアン料理の調味料の隠し味としても売り込んでいるようです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?