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昭和4年の橋をじっくり渡ってみたら色々な発見があった

三鷹駅を降りて西方面に線路を戻れば一見普通の歩道橋が姿を現す。
しかしそこは人集りが出来ていてとても普通の橋とは思えない賑わいだったのでnoteに記していきたい!

階段

コンクリ黎明期にありがちな石粒の大きなコンクリートを見て只者じゃねえと確信。

夕陽が美しい三鷹市内を望む

撮り鉄や電車好きの子供たちもいるこの橋は三鷹跨線人道橋と言う。なんでも12月に設計基準の関係で取り壊される事が決まってしまい僕は急いでここへ向かったのだ。

太宰治ゆかりの地としても知られる跨線橋。
黄昏るも良し、歴史を辿るも良し、景色を撮るも良し。橋の上から出来る事ってたくさんあるんだなと思い僕は鉄骨や細かな部分に注目してみた。

少量の油でカラッと揚げたような茶色の錆

そういえば金網の橋なんていつ振りだろうか。子供の頃はよく見た気がするけど最近は全く見ない。

昭和の橋と令和の景色

竣工された頃には絶対無かったであろうタワーマンションが見える。この橋が見てきた風景はこれが最後になる。竣工当時と比べ発展した街を見て何を思うのだろうか。

既に日は沈んでいる

橋の上から日没を眺められるのは空の広い東京西部の特権である。特に冬は暖かいスープ片手にこんな空を見る事が出来たら幸せだと思う。

太宰治ゆかりの地

見ずらいが地図?と昔の写真が添えられている。昭和4年から令和5年まで3つの時代を生きてきた橋は間もなく姿を消してしまう。もし叶うならどこかに移築されて保存して欲しい。

さよなら昭和4年の橋

時代が進み戦前の建築物が消えゆく現在。1つでも多くの古い建物に出逢えたらいいな。

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