ことばであそぼ「第四回」

 不穏な空気が漂ってきた第四回。ふと気づいた。
 まだ、韻を踏んでなかった。「ことばであそぼ」と言いながら、ヒップもホップもせずここまで来るとは、一瞬の不覚。
 とりあえず、ラッパーとしてBーBoyネームを考えよう。
 と、言いつつ既に決まっている。
 第一候補は「正座マッドネス」
 第二候補は「土下座サッドネス」
 熟考の結果、「正座マッドネス」に決定です。悲しむより、狂おうということです。予期せず、「正座マッドネス=SAY THE MADNESS)」
「狂気の沙汰を言う」
 さて、韻を踏んで何かしらの文章を書いていく。ことばであそぼう。

『LSD(ラッキー・スカイ・ダイヤモンド)』

 タイトルに、意味は無く。目につき、仕方なく。
 何について書こうか、愛について書こうか。
 佐野史郎が医師役で出演していた映画。
 あの色が印象的なギニーピッグ、終わった栄華。
 最後の作品。サイコの作品。
 
 ただ韻踏んでる、かなり膿んでるこの文章。
 どうしようもない、数珠繋ぎ。
 語り尽くせぬ、あまり見せぬこの印象。
 恋多くもなき、クズさなぎ。
 
 いつ花さくの。蝶になり舞うの。
 いつ叶うの。終わり這うの。
 どこまでいっても見えぬ光、暗中模索。
 お前で行っても癒えぬ語り、数を放つ。
 
 ラッキー・スカイ・ダイヤモンド。
 ラッキー・スカイ・ダイヤモンド。
 ラッキー・スカイ・ダイヤモンド。

 もうそろそろ限界の、この文章
 ラッパーって凄いんだね、その口上。
 映画「首」を観た感想。
 たけし愛でたい、抱きしめてたい、この感情。
 画面に迸る才能、最高。
 あやかりたい、少し借りたい。

 ラッキー・スカイ・ダイヤモンド
 ラッキー・スカイ・ダイヤモンド
 ラッキー・スカイ・ダイヤモンド

 ただ韻踏んでる、かなり膿んでるこの文章。
 どうしようもない、数珠繋ぎ。
 語り尽くせぬ、あまり見せぬこの印象。
 恋多くもなき、クズさなぎ。

 いつ花さくの。蝶になり舞うの。
 いつ叶うの。終わり這うの。
 どこまでいっても見えぬ光、暗中模索。
 お前で行っても癒えぬ語り、数を放つ。

 ラッキー・スカイ・ダイヤモンド
 ラッキー・スカイ・ダイヤモンド
 ラッキー・スカイ・ダイヤモンド

 これは、何なんだ。リリック? 詩? そもそも「韻」踏めてるのかこれは。有識者に教えてほしい。ラッパーって凄いんだな、全員じゃないけども。ヒップホップに関してほとんど知識がない。BADHOPと呂布カルマしか知らない。曲はなんとなくの、微かな記憶しかない。
 何にせよ、「韻を踏む」ということをもう少し深掘り、勉強してみるか。もしかしたら、文体の魅力がアップするかもしれない。文体で読ませて、悪く言えば誤魔化して、純文学好きを取り込めるだろうか。
 なんというか、「ことばであそぼ」も迷走してないか。折角、前の企画を打ち切り獄門にしたのに、これでは浮かばれない。
 いや、浮かばれなくていい。地獄の底の地面にセメントで固定しておけ。なんだか「ことばであそぼ」というより、ことばに遊ばれているような感触。ああ恥ずかしい。息苦しい。
 創造の迷宮で迷子の私。アドリアネの糸はか細く、切れてしまいそうだ。なんとかこの迷いから解放されたい。
 もう切れてるアドリアネの糸。
 もう、壁をぶち抜くしかない、拳で。

 今回の収穫は、「正座マッドネス」
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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