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面接で吃音はカミングアウトすべきなのか...!?

お疲れ様です。Cです。
以下自己紹介です。

本記事の著者Cとは?

→理系大学生。大学時代は長期インターンや某スポーツの指導に注力していました。卒業後はコンサルティングファームへ就職予定です。サッカー観戦が趣味でアーセナルというチームを応援しています。

吃音当事者の体験や思考から、同じ症状で悩まれている人たちへ向けた情報発信をしています。X(旧Twitter)でも発信していますので、フォローしていただけますと幸いです。@Carol_4177

当事者の皆さんにとって、一度は考えたことのある内容なのではないでしょうか?

  • 面接の時って吃音持ちだと伝えるべきなのかな?

  • 伝えた瞬間嫌な顔されないかな?

  • 吃音持ちはそもそも相手にされず、その時点で不採用にならないかな?

意識しちゃいますよね。人間は他者からも評価が気になってしまう生き物です。

僕は吃音をカミングアウトしていました。

僕は面接を受ける際に、初めの自己紹介の時に必ず吃音持ちだとカミングアウトしていました。「大学名&学部学科→ガクチカ→吃音カミングアウト」のような流れです。

以下で僕がカミングアウトをしていた3つの理由です。

  • コミュニケーション量が多い職業を志望していた

  • ガクチカでコミュニケーションへの不安を取り除けた

  • 面接時に吃りを不安に思いたくなかった

以下それぞれ解説していきます。

コミュニケーション量が多い職業を志望していた

僕は就活生時代、コンサルティングファームを志望していました。理由はいくつかありますが、業務内容と待遇、それに社会的インパクトの大きさに惹かれて受けることを決めました。

当時の僕はコンサル業界について「社内外問わずコミュニケーションが連発していそう」「スピード命のこの業界で、自分が発声できないおかげで迷惑をかけてしまうのではないか」などなど吃音持ちの自分にとって悪条件である領域なのかなと思い込んでいました。(正直今も不安がありますが)

だからこそ、面接時にはきちんと自分の状態を伝え、その上で内定をいただいた方が双方にとって良い未来に繋がるのだと考えました。僕自身だと吃音に対して認識いただいた上で内定をいただくことで、ある種安心感を覚えましたし、企業にとっても入社後にコミュニケーションについてビハインドがあると判明すると、違った対応を取らざるを得ないかと思いました。

こういった観点から僕は必ず吃音持ちであることを伝えていました。

ガクチカでコミュニケーションへの不安を取り除けた

僕は2つのガクチカを面接時に話していました。長期インターン経験とスポーツの指導者であることです。

長期インターンではリーダーとしてインターン生を複数人まとめ、業務を進めた経験、スポーツの指導者では選手やその保護者とコミュニケーションをとりながらトレーニングや試合、大会出場なども経験しました。

これらの経験がある学生が来たらどうでしょうか。吃音持ちであってもビハインドを感じさせない経験や実績を積んできいてるので、不安要素になりにくいのではないでしょうか。

面接時に吃りを不安に思いたくなかった

面接中に吃ったらどうしよう…そう悩んでいる人は少なくないのではないでしょうか。面接冒頭から吃音持ちであることを伝えることができればこの不安は和らぐと思います。少なくとも僕はそうでした。

ここ最近吃音症の認知も広がってきたように感じます。2,3年前に長期インターンの面接時に吃音症について知っているのか尋ねると、知らない人の方が多買ったように思えます。ただし就活生時代、少なく見積もっても半数以上の方が吃音症を知っていて、「詰まっても気にしないでくださいね」「一度深呼吸してもらっても大丈夫ですよ」と気遣いまでいただける企業ばかりでした。

よって以前に比べて吃音持ちであることに引け目を感じる必要はないと思います。年々認識や理解が進んでいることから、カミングアウトをしてみることもおすすめです。

以上長くなってしまいましたが、僕が吃音持ちだとカミングアウトをするようにしていることと、その理由を書かせていただきました。特に同じような要素がある方はぜひ一度、吃音持ちであることを伝えてみてはいかがでしょうか。

またこれら要素がない方でも一度はカミングアウトしてみるとよいかもしれません。ひどい仕打ちを受けたらぜひ教えてください。そういった人とは関わらない方がいいですし、今後のためにも一緒に対策を考えましょう。自分はどうなんだろう。と思われる方もぜひぜひお問い合わせください。X(旧Twitter)のDMにてお待ちしております。



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