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占いと確率論

こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は占いと確率論という内容です。
心理学との関係性は色々なところで語られていますが、数学との関係性は
あまり見たことがありません。
否定的な話ではその意味のなさを示すために数学的な表現も使われていま
すが、ここではそういう意味での話ではありません。
めんどくさい話かなと思う方は以降は読まない方がいいかもしれません。

私は色々な道具を使ってますが、一番多く使っているのがタロットカード
というやつです。
表題の写真についているやつですが、もともとはトランプ同様にゲームで
使用するものですが、どちらかというと占いで見たことがあるという方の
方が多いかもしれません。
全部で78枚のカードがセットになっていて、そのうち22枚の絵札みたいな
ものを大アルカナ、残り56枚のトランプでいう数字のカードのあたるのが
小アルカナと呼ばれています。
全部使ってやることもありますが、殆どが2枚の大アルカナだけで占うこと
になります。(まったく使わなければ56枚はムダということにもなるかも
しれませんが。)
一般的に占いとして使う大アルカナだけで考えても、よく使われている(
私もよく使っている)ツーオラクルという占いで行けば、以下のような式
で確率が示されることになります。
(ほら来た、ここで数式出るのかって言ったあなた、失礼ですよ。)

(占いの出る結果)⇒ 22✕21 ⇒ 462 通り

私も色々なところで占い・鑑定の結果なんかをブログで書いてますので、
興味があればそちらも見ていただきたいですが、たいていはツーオラクル
を使って鑑定しています。
そうすると、462通りの占い結果があることを示します。
しかし、実際にはタロットカードには上下の違いがあるので、実際の確率
は以下の通りになります。
(ほらまた来た、って言ったあなた、数学なくしてあなたは生きることはでき
ないのですよ・・・。)

(占いの出る結果)⇒ (22✕2)✕(21✕2) ⇒ 1,848 通り

どうですか、これだけ出る結果にバリエーションがあれば、かなり広い範
囲で占えることがわかるんじゃないでしょうか。
もちろん、これはツーオラクルに限っての話なので、スリーカードとか、
ダイヤモンドクロスとか、枚数が増えればその分出る結果は更に種類が増
えていきます。
例えばスリーカードになったらどうなるかと言うと以下になります。

(占いの出る結果) ⇒ (22✕2)✕(21✕2)✕(20✕2)
 こうなると、73,920 通りの結果があることになります。
この組み合わせだった場合とか、こうした場合はとか、もちろん本になっ
ていて、これを読めばわかる的なものもありますけど、そんなもんここま
で確率論から出た場合には意味はありません。
ただ、これだけの順列(数学的に言えば)の結果が出るわけですから、そ
れなりに色々な結果が出てくるはずです。
もちろん、的外れなものが出ることもありますが、そっから先は今度は読
解力が試されることになります。(今度は国語の出番です。)
だから、もっともらしい結果が出たとして、読み取り方は国語の範疇も含
めればもっとあることがわかるとは思います。
(ここまで来たら、もうわかりたくない範疇まで来てますがね。)

その他の道具でも同様ですが、条件を整理すれば数学的な解析ができます。
(まあやりませんけど。)
当たる(と言われる)占い・鑑定師さんの場合は、何度も占っても同じも
のが出ることがあります。(似たようなものになることもあります。)
そうすると、どれだけの確からしさかということがわかります。
(また出ました、数学用語・・・。)
この目が出るのは何分の1の確率で出るという話の方です。
似たようなもの、太陽のカードとか世界のカードとか、割合近い意味合い
を持つカードを寄せればこうした確からしさというものが検証できます。
世の中には全く当たらないという人もいて、同じタロットカードを使って
も違う結果となり、正反対の結果が出るということも往々にしてあります。
私も時々ですが、自分で占ったらこういうのが出たんですけど、どうなり
ますかっていう質問が飛んでくることがあります。
そうするとまったく反対だったり、別の意味合いになるものが出ることも
かなりあって、そうした場合は自分が納得できる・安心できる方を選択し
たらいいですよとは言っています。
だって、誰も悪い方を信じたいとは思いたくないじゃないですか。
ただ、タロットの場合は非常にわかりやすいので、数学的な検証がしやす
いところもあります。
あと、決して数学的に言う、組合せではないところも重要です。
(出ました、また数学用語が・・・。)
タロットの場合は位置、上下左右とかもそれぞれの意味を持っています。
だから、配列(出て来る順番)にも意味があるので、順列で語られます。

あんまり意味のない話になりましたが、たまたま受験問題を見ていて、こ
んなことを思い出してしまっただけです。
タロットだと、実際に占う際に行う最初の所作から、カードを並べるまで
のところまでも、確率論で見た場合には更に複雑な計数化してくることは
間違いありません。
それだけ、恣意的な行動による偏りや意思の排除を重視し、確率論に任せ
ることが前提にあるからでしょう。
シャッフルしてかき混ぜる際に通常は左手を使いますけど、このあたりの
かき混ぜ方から計数化したら天文学的なレベルの確率になると思います。
それだけ、恣意的なところを排除してやらないといけないのがこの世界の
掟でもあります。
占い、特にタロット占いの世界は数学が支配する世界だったりします。

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