集団セレモニー

世間では泣き寝入りする人生があると言われていますが、それはたまらない位悲惨な状況です。
しかし、酔っぱらいのデジャビューは忘却による錯覚ではなく、広大で魅力的な暗い海のようなものです。
私たちは暗い海を空母型客船に乗り、その大きさを楽しみながら見取り図を見ています。
ここには優越感のかけらもなく、キレイでもない天国が広がっています。
その理由は、魅力的な海に引かれて下船したからだと言われています。
下船の理由は子供の誕生のセレモニーであり、風呂敷の中に入った食べ物が気になっています。
意味もなく謝ることで、無事通過できるかもしれません。
しかし、そのうち何も感じなくなってしまうでしょう。
中では異空間が大爆発し、それによって少しは心臓が楽になるのかもしれません。しかし、自分自身が存在しないことは分かっているはずです。
私はここにはいません。それが芸術ごっこの醍醐味なのです。
ただし、芸術ごっこはあくまでも「ごっこ」です。
やらないよりはましと言えるかもしれませんが、いつもの発作が襲って中断し、形を変えながら次々と続いていくでしょう。

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