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学ぶのが楽しくてたまらない大人たち。

「ここがどうしてもわからないんです。わかるようになりたいんです」

今日、共に「心感覚」を学ぶ仲間が、先生に質問しながらポロポロ泣いていた。

友の「わかりたい」という純粋な気持ちと「そんな風にわかりたいと強く思うあなたが素晴らしいね」と優しく受け止めていた先生の在り方が美しかった。



昨年の四月に私が心身ともに落ち込んでいた頃、友人に『心感覚』の読書会に声をかけてもらい、参加するようになった。

「脳VS心〜正しい絶望から始まる究極の希望〜」という帯がついたこの本は、今まで読んだどの本とも違う不思議な本だった。

前半は、今まで自分を含めてみんなが悩んでいるような様々な人間関係の解決の糸口が「脳の4つのクセ」を使って解決されていた。

後半になると、頭の中がはてなでいっぱいになった。
「う、宇宙……???」
これまで、自分が生活していく中で宇宙のことを身近に感じたことはほとんどない。宇宙とこの日常が一体どんな関係なのか?その本にはこれまで自分が知らないことがたくさん書いてあった。

(よくわからないけれど、なんかこの本はものすごく大事なことを言っている気がする……)

少なくとも本の前半を読んで、現実の悩みが少し軽くなったのを感じていた私は、この本の後半に書かれていることも理解したいと感じるようになった。

その気持ちで六月末に「心感覚」の著者である韓国人の「ノ・ジェス」さんの三日間の講座を受けることにした。

金土日。朝から晩までみっちりあったオンライン講座には300人以上が参加していた。

さて、三日間受けてた気になるその内容はというと……はっきり言って1割くらいしかわからなかった。笑

ノジェスさんの日本語が変だったとか、そういう理由では全くない。私がノジェスさんが説明してくれていることを理解する言語を全く持ち合わせていなかったのだ。

でも、どうしてだろう。

三日目の最後の日。私はこれから「心感覚」を学ぶことを決意していた。しかも、並々ならぬ感動と共に。そのとき感動のあまりに、講座が終わったそのままの勢いで書いた詩がこれだ。

ノジェスさんが説明していることは、ほとんど理解できなかった。

でも、何をしようとしているのか、どんな想いでこの「心感覚」を伝えようとしてくれているのか、そのことだけは私の胸に真っ直ぐに入ってきたのだ。

「日本から、世界を平和にしていこう」

そのメッセージを受け取ったとき、正直最初は(そんなこと本当にできるの?)と思った。でも、もしそんなことができる可能性があるのなら、私も学びたいと思った。

「いじめ、鬱、自殺、殺人、戦争。これが起きる根本原因は、この世界をどう認識するかにある」

認識を使って「心感覚」で生きるということ。

ノジェスさんが開発した「認識技術=nTech」は、28年前に福岡で生まれた。当時、韓国で経営していた会社が倒産して、お金も人脈も韓国に帰るためのビザもない「人生のどん底」にいたノジェスさん。毎日毎日自殺願望に苦しむ中、唯一の希望だった呼吸法を繰り返していたときに、悟りを開いた。

それを28年間かけて、言語化し、体系化し、商品化し……日本語も話せなかったのに日本人に助けられながら日本語を話せるようになり、今はたくさんの人に向けて「認識技術」を教えている。


昨年の夏から1年間のパスポートを購入し、オンラインやオフラインで学びを深めてきた。今日は、そんなオンライン講座の中でも一番長い14日間の講座の四日目で、冒頭の仲間の涙があったのだった。


「わかりたい。けど、何度聞いてもわからない。だから、教えて欲しいんです」

物理学、数学、科学、宗教、哲学、心理学……

あらゆる分野の最先端の学びが集約されている学びなのだ。専門家でも理解が難しいことをノジェスさんが「誰にでもわかるように」体系化してくれた。でも、やっぱり難しい部分はどうしてもある。シンプルであればあるほど、飲み込むのも理解するのも難しいのだ。


だけど、ふと思った。

大人になってから、涙が出るほど学びたいことがあるってなんて素敵なことなんだろうと。わからなくて悔しくて、涙してしまう姿。難しくても投げ出さずに、食らいついて質問をする姿。

その姿はなんと美しく、尊いんだろう。

今、私たちは学ぶことが楽しくて楽しくてたまらないのだ。
わかるから楽しいのではない。
わからなくても、楽しい。
少しでもわかったら、心が震えるほど嬉しい。

そんな学びに出会えているということ。

それだけでもう、奇跡のような毎日だ。


講座もあと残り10日間ある。
9時から18時までというなかなかハードな日々だが、共に学ぶ仲間とともに「心感覚」を体得していきたい。
そして、この学びを人に伝えられるようになりたい。

そしてそして、幸せに生きる人が一人、また一人と増えて……

世界中が平和になることを心から願っている。




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