人生初!胃カメラをのんだよ

待ちに待った胃カメラだよ。
これにより体内のピロリ菌を一掃することが可能になるというわけだ。
いや、まずピロリ菌がいるかどうかの確認をしなきゃなんだけど。
身内が数人持ってるので、私にもいるに違いない!謎の胃痛はピロリ菌の所為に違いない!という決めつけの元私が爆走しているだけなんだけれども。

もう、検査前からソワソワソワソワ。
朝5時に起きてずっとソワソワしていたよ。
そういえば、血液検査もされる予定なんだが、胃カメラの麻酔に、血液検査で血を抜かれるって、私の想像を超える貧弱ボディは大丈夫なのだろうか。
ていうか血液検査でピロリ菌は判るのかな。
やばかったらエンエン泣いて誰かに迎えに来てもらおう。
絵面を想像したら痛々し過ぎて泣きそうだな。

院内は高齢者ばかりだ。
病院が高齢者サロンと化してるというのはそのとおりだな。
そもそも真っ当な若者は平日の昼間は働いているのだ。
この時間に病院に来るやつは、よほどの不調で休みを取ってきたやつか、社会から弾き出されかけている私のようなやつしかいない。
シフト制の仕事のやつもいると思うが、貴重な休みに病院に行く気になるかな?
私はならなかったので、今こうなっているのだが。

院内は思ったより賑やかで、対人不安の強い私は嫌な感じになってしまった。
ソワソワ。
気を紛らわすためにこの文章を書いている。
色んなところから人の気配を感じる。
不便な肉体だ。
しかし、かつて胃痛で転げ回った過去を思い出すと、ここでケリを付けたい。
どうせうつで働けないので、この機会にすべての疾患を一掃してクリーンで健康な肉体を手に入れるのだ。

名前を呼ばれて、謎の胃をクリーンにする薬をのむように促される。
これが美味しくないのだ。
鼻をつまんで一気に流し込む。
声を掛けてくれるおばちゃんが優しい。
そして、されたこのない位置に注射を刺される。
肘のほうじゃなくて、腕の内側だ。
採血してそのまま点滴されるらしい。
生理食塩水と麻酔を点滴されるようだ。
私は苦しいのが嫌だったので、麻酔をしてもらうようにお願いしていた。
何となく頭がぼんやりする。
そして遂に胃カメラへ。 
どきどき!
胃カメラ経験者から聞いた話しただと、意識がなくなって眠ってしまうらしいが、私はぼんやり意識があり、マウスピースみたいなのをはめられて、胃カメラを通されて腹の中をグリグリされる感じがあった。
後から上手にのめてましたよ!と謎のお褒めを頂いた!やったね!
のどに麻酔をされてるので、そこまで戻ってくる感じはない。
おねいさんが背中をずっと擦ってくれていたのが嬉しかった。優しい。安心する。
その後麻酔が抜けて家に帰れるようになるまで、病院のベットで休んでいた。
全身の麻酔は対して感じなかったが、喉にスプレーされた麻酔が少し残っている感じがする。
喉の奥とベロの感覚がない。
私は朝から絶食が辛いので早くご飯食べたいのだが、帰っても味分かるのだろうか。
今は、院内のベットの上でこれを書いている。
休み時間にすることがないのだ。別に眠くもない。
院内では、色んな声や音が聞こえる。
看護師さんがせっせと声掛けする声や、カラカラとベットや機械が移動する音。
家では聞こえない音だ。
非日常の音。
病院の待合室は怖いけど、隔離された病院のベットは好きだ。
昔貧弱すぎて、立ちくらみが酷くて仕事途中に点滴を打ちに行っていた日々を思い出す。
その状態で良く働いてたよなあ。
点滴を打たれるのはその時以来だな。

胃の異常はなく、ピロリ菌は1週間後位にわかるみたいだ。
取り敢えず、普通の食事に戻って良さそうなので、帰って元気よくコーヒーをのんで、アイスを食べたよ。
腹痛の時は食べれなかった刺激物だ。
ウメ〜






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