見出し画像

【詩】帰り道

駅へと向かう帰り道
3メートル先に君が居る

声をかけようとして
でも君が道路脇に彼を見つけて
君は嬉しそうに
彼と並んで歩いた

いつか「彼」について聞いたとき
ただの友人だって
君は言ったけど
こんな僕に
本音なんて話さないよね

分かれ道
もうこれ以上
君が他の誰かと笑うのを
見ていられないから
今日は遠回りで帰るよ

別れ道
もういい加減、諦めるよ
君の本音なんて
聞かなくても分かってるんだ
彼は未来の恋人でしょ?

君との距離はどんどん遠くなる
もう見えないよ、君の姿。
もう届かないよ、僕の手には。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?