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【詩】靴紐

靴紐がほどけて
立ち止まったら
あなたは隣で
待っていてくれた

もう蝶々結びがほどけないよう
強く結んだ

ありがとう 
こんな僕のそばにいてくれて


あなたの履く靴には
いつも靴紐がなかった
だから僕が
あなたを待つことはなかった

僕はあなたを待たせてばかり
不安にさせて 泣かせてばかり

ごめんね 
こんな不器用な僕で

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