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別荘は必要か

6年前に母を、2年半前に父を、亡くした。
実家は物だらけ、遺産中には「ほぼ負債だな」という購入してから一度も使っていない別荘地3ヶ所。

あの世代の人あるあるらしいが、使わないものを興味本位と見栄だけで買っといて、子どもが二人いるからどっちか使うだろう〜という、安易な考え方で放置。それなら、実家の隣地から「買いませんか?」と打診があった時、買っといて欲しかったわ…。隣の土地は借金してでも買え!って言うじゃないですか。

幸い夫が協力的なので、6月末に軽井沢、8月末に塩尻の現地を見に行った。軽井沢の土地は、車の運転が大好きで(上信越自動車道 軽井沢インターから割と近い)、ゴルフをよくする人になら悪くないかも。軽井沢駅からも中軽井沢駅からも結構距離があるので、新幹線で気軽に行く、というわけにはいかない。買い物に出るにも大変そう。亡父亡母名義のものを合わせてあるので、まあまあ広いが、軽井沢町からセットバックを求められているそうだ。塩尻の土地は、辿り着くまでちょっと迷ってしまったが、塩嶺高原別荘地の中では比較的端っこにあり、慣れればわかりやすい位置。管理事務所の方のメールレスポンスが早くて、全体的に好印象。近年では、塩尻市への移住者も増えているそうだ。もちろん車が望ましく、中央自動車道で行くのだが、みどり湖駅という駅からは車で5分ほどだそうだ。塩尻駅でレンタカーを借りるというのもありかもしれない。

残り1ヶ所は、富士河口湖町。ドクタービレッジという別荘地だが、現在は「ドクター」以外も利用しているらしい。11月頃に現地確認に行ければいいな…。イエウールというサイトを通じて、地元の不動産屋に査定を依頼したが、連絡が来ない。まあ、一応訪問して、この目で見た方がいいだろう。軽井沢は手放し決定。管理事務所にも依頼を始めている。富士河口湖町は、首都圏から一番近いことと町を挙げて音楽祭などを開催している点が魅力的だが、訪問してよほど気に入ることがない限り、やはり手放したい。0円物件、というサイトを使ってでも、処分したいなあ。

塩嶺高原も、ゴルフやスキーをする人には悪くないらしい。私はしないが…。万、万、万が一、大地震や富士山噴火などで関東に住めない事態が起こったとしたら、ここが一番安全だろう。信州は亡祖父のルーツでもあるので。処分出来るに越したことはないが、ペンディング。

しかし、塩尻に別荘を建てて活用するとしても、まず木の伐採や整地をして、別荘地開発以来の下水道がダメになってきているとのことで浄化槽を造らねばならない。電気・水道・ガスを引き込まなければならない…などなど、建築以前の課題が大変そうだ。私は、実家を建て替えて別荘テイストの家にしてしまったので、そもそも往復4時間以上かけて週末などに別荘ライフを送る体力や意義があるのか。東京と埼玉で充分ではないのか?本当に、負債以外の何物でもない。さて、どうしたものか。

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