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浴衣

着物は好きですか?

早稲田大学LRCの一年間。週三回の授業日に着物で通ったことで、声をかけていただくことがありました。

「着付けはできないけれど、いつか着て出かけてみたい」

「母から譲り受けたけれど、タンスから出したことがない」

「自分で着物を着ることがありますよ」

「着物ショーにモデルとして出たことがあります」

皆さん、それぞれに事情が違うと思いますが、着物に関心をお持ちで、お聞きしたいことが溢れています。

はじめは、着ることだけで精いっぱいでしたが、少しずつ慣れて、着ることで得る様々な気づきがあります。新鮮で楽しいです。


そのような一年を通して、着なかった着物がありました。それは、浴衣です。毎年、花火大会の日には大勢の友人と一緒に、浴衣で、夜空を埋め尽くす大輪の花を楽しんでいました。ここ三年はコロナ禍で花火大会の中止が続き、友人とも積極的に会うことができなく、静かな夏でした。

「着物」というと、高価な正絹の着物を連想しがちですが、浴衣も着物です。浴衣なら身近に感じていたり、持っていたりする方も多いのではないでしょうか。大人も子どもも、男性も女性も誰にでも、取り入れやすい着物かもしれません。今年の夏は、木綿や麻の浴衣を用意し、夏らしい日を迎えたくて、願いを込めてスケジュール帳に予定をいれました。

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