プロジェクトマネジメントの基本が面白いほど身につく本 感想

●本を読む目的:
 プロジェクトマネジメントの方法論のインプットのため

●印象に残った内容:
ステークホルダー管理表はPMOじゃなくても活用できる
 
ステークホルダー管理表はプロジェクト管理のためでなくても、自分が普段関わる人を一覧にして、頼まれたことやその人の好むコミュニケーション方法を記載、共有することで円滑に業務を進められる。自分も他の部署の関わる人を一覧にして関わり方とかをみんなで共有したことあるけど割と役立ったなあ。

進捗管理はルールの設定が重要
 
進捗管理はどの資料で行うのか、誰が記載をするのか、各項目の記載方法・ルールをどのようにしておくかを計画し、合意しておくことが重要。自分では「これでいいや」と思っていても、管理者はもっと細かい粒度での報告を求めていることもある。めんどくせえやと思うなら合理的な反論で合意を得ることが必要になってくる。(それもめんどくせえやと思うけど)「管理のための管理」みたいなのは発生させたくないよね〜

ホットコンフリクトとコールドコンフリクト
 
口論や悪口など顕在化しているのがホットコンフリクトで、無視や無関心など顕在化していないのがコールドコンフリクト。悪口までいくと相当だけど、そこまでの人はあまりいない(と信じたい。。)から、どちらかというとコールドコンフリクトのほうが厄介だなあ。言ってもらえれば直せることもあるけど、顕在化していない分察知するのも難しい。

「教訓」を残す
 納品物としての終了報告書などは見かけるが、ナレッジの蓄積としてのドキュメントなどは残っていない(あるいは自分が見ていない)気がする。会社としてこういったものを蓄積・運用する組織を整備するのも一つの手かと思う。

エドガーのキャリアアンカー
 
人がキャリア選択をする際の価値観(=なににやりがいを感じるか)としては
①専門能力:専門的なスキルを得て、それを発揮すること
②全般管理:マネジメントすること、スケールの大きな仕事や組織を大きくすること
③自律・独立:自分自信の力で(悪く言うと自分勝手に)仕事が進められること
④保障・安定:安定した組織に所属すること、将来の見通しがつくこと
⑤起業家的創造性:変化の激しい環境や新規事業などに取り組むこと
⑥奉仕・社会貢献:社会的な影響や、仕事を通じて仲を深めること
⑦純粋な挑戦:いままでなし得なかったことに挑戦すること
⑧ワークライフバランス:仕事とプライベートの両立
自分は②、⑥、⑧が強めかなあ。穏やかに仕事をして、それが人の助けになればいいなあというタイプ。商社とか金融は向いてない笑


●出典:
伊藤大輔 ポイント図解 プロジェクトマネジメントの基本が面白いほど身につく本 KADOKAWA 2021年

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