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69.いつか成る大樹を信じて続けていきたいこと

今日もこの記事をお読み頂きありがとうございます。

年度はじめの時期、職場、学校、家庭でもマネージャー、先生、親(特にお母さん)が心を砕くのは『人を育てる』への不安。

上手く育っているか?来年の今頃はどうなってるか?上手く育たなかったら将来の戦力は(会社の場合)…とかです。

まだまだ未熟な私ですが、最近、少し感じていることを2つの記事を参考に書いてみます。

少し長くなりますので結論から先に。

  〜人財育成で大事だと今、思うこと〜

①自分のありたい姿を自分の言葉で表明して、そこを
 目指す姿勢を見せること

(そう言うリーダー(大人)が何人も居れば、目指す
 姿を何通りかイメージできる)

②目指したい姿がおぼろげでも湧けば努力は続けられる
 
(“憧れ”は持続可能性の高いエネルギー源)

③成長実感を得るまでには時間差が必ずある。だから 
 語り続けることを怠らない。

(すぐに身につくものと、そうでないものがある。
 後者の方が重要なものであることが多い)

④「自分の手を離れた時に力を発揮してくれたら十分」
  という位が丁度良い

もちろん、日々の努力と学びで半年、一年で身につけて欲しいことは沢山ある。
それと同じかそれ以上に指導的立場の人は「こうなりたいな」と思ってもらえる何かを体現し続けることも大事だという話。

そんな長いスパンのことまで…難しいなぁと言う想いも無いこともないですが、きっと大事だと思うので書き残しておきます。


〜喜多川泰さんのメルマガより〜
Vol.106 「いざ新年度へ ~信じて種を蒔く」

「部下に、先生に教えてもらった価値観を伝えてる
 んですが、思ったように動いてくれない」
「職場の中に、いつまでも仕事を覚えてくれない人
 がいる」
「どうしてもこちらが言うやり方を受け入れてくれ
 ない人がいる。どうしたら…」
 という質問は基本的に同じ。

すべて、「他人が私の思い通りにならないんです」
って言ってるんですね。
人の悩みというのは、他者を自分の思い通りに動かそうと思うから起こっているんですね。
キャリアの浅い先生や指導者は、

「成長とは自分(指導者)が思った通りに何かがで
 きるようになること」
だと思っているけど、実際
 にはそうじゃない。


基本的に他人は自分の思い通りにはなりません。
         〜中略〜
村長はいろんな人に、
「喜多川さんのおかげで人生変わりました」
と感謝されるけど、僕はそう変えようと思ったことはないし、あなたのことを変えようと思ったこともない。
もし、あなたが僕に対して同じように考えているとしたら、それは僕ではなくあなたが自分で変わったんです。

そう、指導者であっても「他人を変えようとする必要はない」ということだと思うんです。
そういうスタンスで指導していると相手は自然と変わっていくものです。

人は変わりやすいという面を持つ一方で、変わったのを周りに知られたくないと強く思っている生き物だ。

僕たちは関係性の中に生きている。

作家なんて字しか書けないのに、それでも食べるもの、着るもの、住む場所に困らずに生きていけるのは、それをやってくれている人が別にいて、全体と関わりを持って生きているからだ。
ところが、人の内面や性格、価値観が変わってしまったらどうなるか。言うまでもなく、自分と繋がっていた関係性が変わる。
仲良くしていた人と話が合わなくなったり、お世話になった人から嫌われるといったことがおこる。

「内面が変わることによって起こる関係性の変化を
 本能的に嫌うよう人間はプログラムされている」
 んじゃないか
と僕は思っている。

だから変わったのを周りに知られないように振る舞う。いつも一緒につるんでいる仲間がいる人は特にそうだ。自分が変わることでそのコミュニティーから外れて一人になるくらいなら、「変わってないよ」と振る舞っておいたほうが安全だと判断してしまう。

そして、関係性が大きく変わるタイミングを見計らって、例えば、進学とか就職、転職など、それまで身近だった関係性がなくなり、新しい関係性を作っていく機会を利用して、自分を新たな自分に変えていく。

僕は、生徒たちにいろんな価値観を話してきた。
「読書をする人は、どれほど幸せな人生になるか」
「挑戦する勇気が未来をひらく」
「あいさつがいかに大切か」
「必要最低限を軽く超える人になれ」
「誰でもできることを誰にもできないところまでできる人になろう」
「常に学び続ける人であれ」
などなど…


ただどの一つも「そう変われ!」と思って話していない。

『“僕はそう思っている”と伝えているだけ』 だ。


でも、結果として「先生のおかげで…」と僕に言ってくれる人が大人も子どもも後を絶たないのは、それぞれの変わるタイミングで、それらの話のいくつかが役にたったからだろう。

指導者や親が、自分の目に見える範囲での変化だけを求めて、「言ってもどうせ変わらない」と諦めてしまったら、この変化は起こらない。


僕は「言うけど今変わる必要はない」と思っている


「いつか次の学校に進学したときに」「次の職場で」「君が親になったときに」「自分で会社を始めたとき」いつなのかわからないけど、そのタイミングは自分で決めればいい。

「これからは、こんな人として人生を生きるんだ」
と自らの進むべき方向性を選ぶ際に、一つの価値観として選択肢にあるのかないのかでその後の人生は大きく違うだろう。そのときのために、いつでも僕は話し続けるし伝え続ける。


と言うわけで、今週の一言。
「大丈夫。いつかちゃんと変わるから。信じて種を 
 まこう」


人は、自分と繋がっているそれまでの関係性が一新されるとき変わろうとします。
それまでにどれだけたくさんの「そうありたい」と感じられる価値観を伝えられるかが指導者の優しさのような気がします。

https://tegamiya.jp

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 〜日経新聞2023年夏の甲子園少し前の記事より〜
     高校野球に“成長至上主義”

自主性を重んじ、生徒の成長を中心に考える弘前学院聖愛高、原田監督の言葉。

Q.選手の成長具合はどうですか?
A.「人の成長は目に見えないものなのでわかりませ
  ん」


 同じ考えで切磋琢磨した慶應高校の森林監督は
 エンジョイベースボールで高校野球の歴史を
 変えました😎

慶應旋風を予兆した素晴らしい記事
(読みづらくてすみません)

成長を急がず、自らありたい姿を追い、それを語り続けることを怠らない。「自分の手を離れた時に力を発揮
してくれたら十分」という位が丁度良い。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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