音楽の流行と青さ。
私が小学生の頃は、KATーTUNのReal FaceやNEWS、ORANGERANGE、BUMP OF CHICKEN、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが大人気だった。
中学に上がると、ELLEGARDENや椎名林檎を聞く子もいたし、花より男子で嵐が大人気になったし、関ジャニ∞もじわじわ人気になりだした。
Buono!(ハロプロ)が出てきて一部の男子は雅か愛理かで争っていた(悲しきかな、桃子の名前が飛び交ったことはない)。
少し話逸れるけど、男子がアイドルを知るきっかけって恐らく週刊少年雑誌のグラビアだよね。
まりあんらぶりん(牧野真莉愛)やフクちゃん(譜久村聖)が巻頭グラビアを飾っているのを見て、なるほど、と納得した。
話を戻して、私はあまりその時代の音楽についていけなくてちょっと苦労した。
私は花男で嵐が大人気になっている時、JUDY AND MARYやEvery Little Thingの初期(17thシングルfragileあたりまでを初期と勝手に呼んでいます)、Nirvanaを好んで聞いていた。
デイヴ・グロール(Nirvana)とジョン・ボーナム(Led Zeppelin)のドラムに影響されて、私がパートリーダーとして作り上げた吹奏楽部のパーカッションは、うるさくなってしまった(小さな音で練習して、綺麗な音を探そうねと口では指導していたけど、後輩たちが私の真似をしだした)。
「俺のドラムを聴けー!!!!」
もちろん頑張った。
ORANGERANGEはシングル何枚も買ったし、BUMP OF CHICKENもカルマと天体観測は必須だったし、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのリライトも必須。
嵐のLove so sweetあたりのシングル曲なら何曲か歌えるし、ELLEGARDENは高架線なら歌えるし、椎名林檎と東京事変は"教養"として聞いた。
でも私はどうしても90年代が好きだった。
高校生になると、その傾向はどんどん加速した。
椎名林檎を聞くなら小島麻由美が聞きたくなった(ぜひ再生ボタンを押しながら読み進めてほしい1曲)。
AKB48が全盛期の中、松田聖子に夢中になった。
頑張って、邦ロックや洋ロックも聞いていたけど、バンド名すら思い出せない。
あ、思い出した。
椿屋四重奏とかKORNとか聞いてみていたけど、KORNは調べると90年代にカテゴライズされるっぽい。
JUDY AND MARYを好きならレベッカも聞こう、とアルバムをレンタルした。
どんどん80年代に傾いていく。
平成の歌姫とも呼ばれていた西野カナの会いたくてやDear…を習得しつつ、Queen Of The Pain(苦しみの女王)のCocco沼にハマっていた。
中学時代にミュージックステーションで見たCoccoの音速パンチが良くも悪くも印象に残っていた。
ザ・ベスト盤までのアルバムは全てレンタルして、きらきらとエメラルドのライブDVDは購入した。
KOTOKOは大学時代に映画館で観た。
大学生になると、あれだけ馬鹿にされていたアニメを当然のように見る人が増えた。
マクロスの星間飛行や化物語の恋愛サーキュレーションを習得した。
VOCALOIDも無視できない時代に突入し、"教養"としてVOCALOID 超BEST -memories-だけレンタルして聞いた。
いーあるふぁんくらぶと天ノ弱くらいは歌えないとやばかった。
私はそんな中、ハロプロが好きになった。
真野恵里菜ちゃんが卒業した後で、モーニング娘。は9期(鞘師里保、譜久村聖、生田衣梨奈、鈴木香音)がまだ頑張り始めた頃。
Berryz工房と℃-uteは完熟しかけていて、スマイレージ(現・アンジュルム)が4人の時代だった。
大学の同期の家に行った時、モーニング娘。のブレインストーミングがかかっていた。
誰が歌っているのか、誰が作った曲なのかも知らぬまま好きになった。
こっそり歌詞検索をして、モーニング娘。だと判明した。
それはもうYouTubeで検索しまくった。
当時シングル曲は集めづらかったけど、なんとかレンタルしてかき集めていた。
幼稚園の頃に大人気だったモーニング娘。が、私より年下のメンバーばかりになっていて衝撃的だった。
例に漏れず、鞘師里保ちゃんが1番好きになった。
4人のスマイレージも好きだった。
ハロプロなのに、スマイレージは衣装が可愛かった。
曲もよかったし、4人とも可愛いし、歌唱力の平均値は高かったと思う。
小川紗季ちゃんが1番好きで、前田憂佳ちゃんはやっぱり可愛すぎた。
悲しきかな、まだその頃、℃-uteやBerryz工房は聞かなかった。
そしてまだ90年代が好きで、UAやBONNIE PINK、ちょっと遡って根本要さん(スターダストレビュー)の声にメロメロになっていた。
あとはCHEMISTRYが好きだった。
珍しく00年代のアーティスト。
そして社会人になり、℃-uteとBerryz工房をやっと聞くくらいで、今はあまりj-popを聞かなくなった。
その代わりにVOCALOIDを聞くようになった。
ツイキャスを本格的に聞き出したのが社会人になってすぐの頃だった。
必然的にVOCALOIDを耳にする。
VOCALOIDは大学時代に教養として聞いたけど、
音楽だけを聞いてもハマれなかった。
理解はできたけど、共感しきれなかった。
私は配信者や歌い手たちのストーリーがあってこそ、VOCALOIDを聞くようになった。
原曲も聞くし、歌い手のカバーも聞く。
付随して、YOASOBIやヨルシカ、Adoあたりも少し聞くようになった。
そんなVOCALOIDも、ツイキャスを聞かなくなるのと同時に聞かなくなった。
モーニング娘。も、佐藤優樹ちゃんが卒業してから追っていない。
もう流行りの音楽を追う努力すらしなくなったから、最近の曲がまるで分からない。
最近、私は何を聞いてるかというと、ほとんど何も聞いていない。
音楽を聞く習慣がなくなった。
たまに須藤茉麻ちゃん(Berryz工房)を見て癒されたり、何故か及川光博を少し聞いてる。
あとはもう音楽じゃなくて、ドラゴンボールのベジータとピッコロ、アンパンマンのてんどんまんをゆるく追いかけている。
もう、聞いてる音楽で自己表現したいような青さは私の中で薄まっている。
年下と遊ぶ時は流行りの曲教えてよ〜っておじさんみたいなこと言ってるし、年上と遊ぶ時は一緒に歌えて楽しい。
歳とって楽になったなぁ。
久しぶりに高校生の時に買ったWALKMANを起動して懐かしくなり、書いた次第でした。
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