「花は愛でない」と彼女は言った。

内容がほとんどない、まるでカフェで友達とゆるく話しているだけのような話をこれから書いていきます(先に言っとく)。

行きつけの美容院で美容師さんと喋った内容です✂←カフェでもないんかい


美容師さん「こないだ、友達と遊ぶ約束して、どこ行こう~って相談してたんよ。確か、ちょうど花が綺麗な季節で。」

わたし「ほうほう」

美容師さん「だから、『農園に花を見に行かん?』って友達を誘ったんやけど、友達が一言。『花は愛でない』って(笑)」

わたし「なんか、言い方かっこいいですね。
他に言い方なかったんですか😂
『あんまり花見るの好きじゃなくて…』とか」

美容師さん「でも、彼女は彼女なりに考えたんやと思うんよ。
彼女は、花を観賞することに興味がないんだと思う。
ただ、それをハッキリ『興味がないから行きたくない』と切り捨てるべきではないって彼女の中で判断して、
その上で出てきた言葉が『花は愛でない』だったんだろうと。」

わたし「だとしたら、言葉のセンスが秀逸すぎますね。
結構、インパクトの強いフレーズになりません?」

美容師さん「かっこいいフレーズにはなるよな。」

わたし「小説の出だしとかに使えたりして。」

美容師さん「『花は愛でない』と彼女は言った。で始まる小説、引き込まれそう(笑)」

わたし「どう続けるのかが、問題ですよね。
何で花を愛でないのか、ってところがキーポイントになるんだとにらんでます(笑)」

美容師さん「あんまり興味ない、ってだけだと小説としては続かないかあ~。小説の世界は奥が深いなあ。
私は全然小説読まんけんさ、こないだも文学少年がやってきたんだけど、『近代文学読んでます』って言われて、『太宰治ですか?』くらいの返ししかできんかった(笑)知識がなさすぎて(笑)」

わたし「わたしもそんなもんです、本は読むんですけど、近代文学ってやっぱり難しそうだし、文章固いし。
太宰って、『走れメロス』の人ですよね?」

美容師さん「なんかそんな気がする。出だしが『メロスは走った』のやつよな?これもインパクト強い出だし…」

わたし「『メロスは激怒した』です。」

美容師さん「全然違った(笑)」

わたし「メロスはこの後走るのでご安心くださいませ。
メロスの出だしだと、怒った理由が気になるのでそこが糸口になるというか。やっぱり小説の出だしって大事ですよね」


以上、美容室からお送りしました。

そのほか、チェルシーの販売中止や、紗々はなんでこんなに美味しいのか、などとてつもなくゆるい話をした。美容師さんのトーク術万歳。