日記を習慣とするわたしの、日記論

アイドルのライブへと遠征しまくる友達や、
毎年ディズニーに行くことを楽しみに過ごす上司に比べれば、
わたしには趣味という大々的な趣味がない。
だけど、人並みに、というより人よりは文章をたくさん書いてきた自負がある(上手い文章が書けるかはまた別の話だけど)。
その理由の1つが、日記だ。
でも、最初はそこまで日記に強い関心があったわけではない。

1 日記歴

記念すべき初日記は幼稚園。
幼稚園の時に親が絵日記ノートを買ってくるも、字なんか習っていないから書けなくて、見よう見まねで頑張って絵と象形文字で出来事を書いていた。
「ホットケーキをたべたよ」とか。大体「よ」が反転してるんよ。

小学校に上がったら、宿題で日記が出るようになる。
夏休みは10本日記書いてきなさい、とかあったけど、
正直「そんなネタねえよ」って思ってた。
家族旅行の話で1本、父方帰省&母方帰省で合計2本、
はとこ辺りと遊んで1本、友達と遊んで4本、
それでも埋まらないから、「夏休みはじまったはっぴー」と「夏休みおわるざんねん」で1本ずつ書いていたような気がする。

小学校高学年になると宿題に日記は出ることはなくなったけど、
女子特有「交換日記」をするようになる。
備え付けのLOVEコーナーとなんでもランキング、まじで何。
だいたい「ネタ切れでーす」って書いてた。やる気ゼロ。

中学生になると、3行日記が義務付けられるようになる。
でもこれ、文章を端的にまとめる力を養うためらしい。目的あったんだ。
「部活の新入生かわいいです」「委員会大変です」とか書いてるうちはいいけど、受験で疲れてきたら「焼きそば食べたい」とか「空飛びたい」とか文句ばかり垂れていた。黙ってUFOでも買ってこい。

ティーン中盤になると、3行日記に書けないことだって、友達に言えないことだってたくさん抱えるようになって。あとは、すごく楽しかったけど人に話すのには及ばない程度のこととか。席替え盛り上がったとかセレブしりとりしたとか。
参っちゃうよねー、とか、楽しかったよねー、の気持ちを日記にぶつけるようになった。
毎日は面倒だから書かないけど、書く気になった時に書くようにした。
7月26日の次が8月29日とかざら。
あと自分の出席番号の日付の日は記入率高い。なぜならよく当たって文句言いたくなるから

しかし、高2後半頃から受験で日記どころではなくなり、習慣は途絶える。
受験が終わり大学に入っても、そもそも序盤は友達がいなさすぎてネタがない(笑)
そのままコロナ突入、ネタない期が大2まで続く。

ところが、大3になって日記習慣が復活する。
数行日記のついたスケジュール帳を買ったのだ。こりゃ書くしかない。
肉じゃが美味しかったとかクリームチーズプリン美味しかったとか大体は大したこと書いてないけど、一応就活のこととかサークルのこととか研究のこととかも真面目に考えてた。思考を整理するのにいい習慣づけに。

大4になって、今度はデイリーページのあるスケジュール帳を買ってしまった。こりゃ書くしかない。
めでたいことに6月に就活が終了し、時間もたーんとできた。
サークルの後輩の恋愛事情を始め、誰かの言葉にこう思ったとか、こういう考え方をしてしまう自分が嫌になったとかも、書く量が増えると思考も深いところまで及ぶようになる。

ただ1つ、スケジュール帳が重いのが嫌だったので、
スケジュール帳と日記の機能を分けて、社会人からはロルバーンに日記を書くことにした。
しかし、日記単体だとやっぱり開かなくなるね
8月から11月くらいまで、忙しさにかまけて日記がストップしてた。(継続しててくれよそこは)
でも、具体的な仕事の話ってやっぱり現実でもnoteでもしづらいので、そこを日記でぶちまけられるのはありがたいなと思う。
相変わらず「焼肉最高だった」とかも書いてる。
あとは、どこか行った時に入場券とか記念に貼るようになったかな。
社会人2年目になって、昨日、3冊目のロルバーンに突入しました。

2 日記を書き続ける理由/書き続けるためには

日記を書き続ける理由は、
①シンプルにぼやく場が欲しいから
②振り返った時に軌跡をなぞるのが楽しい
③自分の整理になる
だいたいこんな感じ。
人によって書きたい理由とかは違うと思うけど、わたしは「何か積み上げたい」というよりは「好きな時に好きで書いてる」が近い。
しかも②の振り返りができるのがまた大きくて。だってさ、たった今隣に友達がいなくたって、日記さえ開いてしまえば「あの時面白かったな」とか「あの先生あんな癖あったな」とか懐かしがれるんだよ?「あの時やらかしたな」とか「あの時お腹痛かったな」とか。いらない記憶もついてくるけど

そして、宿題の日記に「そんなネタねえよ」と文句言ってたわたしへ。
ネタなんぞどこにでもある
ウィンカー出さずに割り込んできた車も、バスをどこで降りたらいいか分からなくてやたら話しかけてくる感じのいいおばあちゃんも、飲み会から長距離を歩いて帰ってきたお父さんも、ネタになる。色んなとこにネタが転がっているから。どうせ日記だから面白いか面白くないかなんて考えなくたっていいし。LOVEトークは安定のネタ切れかもしれんが

そして!日記を継続するためには継続しなくていい。
ちょっと忙しくて日記が途切れてしまうことだってあるけど、また気にせずふてぶてしく途中から再開すればよいのだ。どうせ日記だから宿題みたいに追いつく必要なんてないし。
それが、長期的に日記を継続する秘訣だったりする。

しょうもないことだって、どんどん書いてこ。