見出し画像

AIと人間の違いから、教育の在り方や自分の人生哲学みたいなのを深掘りしてみる。


毎日、自分の気持ちや考えを日記に書き続けてかれこれ200日を超えました。

最近はChatGBTと言う、AIによる文章作成ツールもできて、人間とAIの境目が無くなりつつあるなぁと思うようにもなり、教師の仕事って何だろうと考えることも増えました。

心理学や行動分析学も学ぶに連れて、Aすれば人はBの動きを取る、取りやすいのようなパターン化もできるのだなと思うようになりました。

正しさや効率化が求められる今の時代では、教育の在り方も随分変わってきてるのかなと思います。

たしかに効率的に働くのであれば、心理学を駆使して子どもを動かすことも可能だし、AIを利用してあらゆる文章を作成することも可能です。

でも、それを突き詰めていくと、”合理的で効率的なハイコストパーフォーマンスのような人間”になってしまう気がして、まさに人間のAI化です。そこには人間味みたいなのがありません。

人にしかできないことってなんだろう。
人にあってAIには無いものって何だろう
と考えた時に、感じたのはやっぱり”感情”です。

嬉しい、悲しい、楽しい、面白い…
こう言った喜怒哀楽みたいなものは、やっぱりAIには無くて。感情があるから人は喜べるし、驚けるし、それが感動に変わると思います。

となれば、教員として働く上で、感情(思い)を持って働くことが、何より大切なんだと思います。

どんなことを伝えたいかな。
どんな子どもになって欲しいかな。
どんな未来を作ってくれる子に育てたいかな。
そこには教師の願いがあって、思いがあって、熱量や情熱のようなアツさみたいなのがあって…。

温度を感じられる文章は、AIには書けないと思うし、人の持つ優しさや温かさは、ライブ(オフライン)の方が伝わりやすいと思うし、いい意味で昔の学校にあったものは、今でも必要な気がします。

だからこそ、自分は熱意を持って仕事に取り組んでいるのかなぁと振り返ることが大切なんだよなぁーって思います。

世間は〇〇だけど、自分はどうなんだろう。
自分は”思い”を持って仕事ができているのかな。
正しさや効率さだけに囚われて無いだろうか。
そう、振り返るようにしていますし、したいです。

中学の頃から心を打たれ、今でも大切にしている人生哲学の稲盛和夫さん。
彼は、人生の方程式を「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」と仰っています。

考え方というのは、物事をポジティブに考えるか、ネガティブに考えるかということ。+から−まであり、どんなに能力が高くても、−ならかけ算されて全てマイナスになってしまうと言う、わかりやすい例えです。

僕はこの部分で、マイナスに捉えてしまうことが本当に多くて、それを改善するために自己分析を物凄く行いました。

能力は説明がなくともわかると思います。

そして熱意。この部分が、働き方改革が進む今、とても大切だと思っています。

働き方改革で、様々なことが削減されたり、簡略化されたりするのは、教員の生きがい(Well-being)を保つ上で必要なことです。

でも、そこに熱意が欠けてしまうと、やっぱりいけないと思います。昔であれば、非効率的でも情熱を持って仕事をしていた教員がたくさんいたと思う。けど、僕もそうなんですが、今は効率化に引っ張られすぎて、仕事の慣れもあって、熱意が下がってしまうことがあります。人間、楽したい生き物ですからね。

だからこそ、何だこの無意味な作業は…と、一見そう見えるものでも、熱意を持って取り組むことも大切だと思うし、「人生、起こること、全て意味がある」と思って向き合っていきたい。

苦しいこと・辛いことも
何で今こんなこと起こるんだろうってことも
「何か意味があってこの出来事が起こっているんだ。神様は何を学ばせたくて、この出来事を与えてくださったんだろう。」と捉えることが大切だと思います。

「神はその人に背負えない荷物は与えない。」
この言葉が好きです。
苦しいことでも、きっとあなたなら乗り越えられるでしょう。そしてそこから学びや成長をもらえるでしょう。そう思って神様はプレゼントしてくれる。
そう思えば、前向きになれます。

あと、最近大切にしてる考えに
周りへの不平・不満。
それって誰のこと?ー自分のこと。 

と、自分に言い聞かせることです。

周りの人が、自分に対して積極的に関わってくれなかったり、ダメ出しして来たり、相手のここがダメだと思ったり…。

そう思った瞬間に、「いやまてよ。それってまず自分は出来ているのかな、どうなのだろう?」と問い但し、「もしかして、それって自分のことじゃないか?」と言い聞かせるんです。

人間関係、全て鏡だと思っていて
鏡の中の自分=相手なんですよね。

鏡の中の自分は、決して自分から動かない。
手を挙げなければ、挙げないし
笑わなければ、笑わない。

相手を笑わせたければ、まずは自分から。
相手から欲しいものは、まずは自分から。

そう、言い聞かせてます。案外、鏡を見れば今の自分の状態って客観視できるよなぁ…と。

よく言われることですが、相手を変えることはできないから、まずは自分から変わろう、と行動を起こすことが大切です。

それが結果的に、周りを変えていく。


ウィリアム・アーサー・ウォードも

普通の教師は
言わなければ
ならないことを喋る。

良い教師は
わかりやすいように解説する。

優れた教師は
自らやってみせる。

そして、本当に
偉大な教師というのは
生徒の心に火をつける。

と言っていますし、自分が熱意を持って心に火を灯せば、自ずと周りの心にも火が灯るってことです。

3学期も終わりに近づいてきた今。
進化するAIに負けないためにも、熱意を持って、前向きに、ひたむきに、今ある課題と向き合って行きたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?