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【3/11~3/17の週記】カラマーゾフの兄弟読み始めたりとか/中野のお父さん/とらドラ

・そこらを歩いているとユキヤナギやなんかがあちこちに咲いていて、いつの間にやらすっかり春になった。自分はどうにも先週につづいてポンコツのまま。もう3月も半分終わった? マジで?

・ラノベ読もうの会と並行して、必修とされる古典文学読もうの会、というかカラマーゾフの兄弟読もうの会を発足した。できれば3月中に読んでしまいたいが、もう一度言うけどもう3月も半分終わった? マジで?

1巻あらすじ
成りあがり地主フョードル・カラマーゾフは財産はあるが女と酒にだらしなく、道化としてふるまいがちな非常識人で知られ、二人の妻のあいだに3人の子をもうけていた。長男ドミートリー、次男イワン、三男アレクセイはそれぞれ別々の育ち方をしたが、ドミートリーは婚約者カテリーナと共に、イワンはそのドミートリーの連絡を受けてカテリーナ目当てで、アレクセイは教会のゾシマ長老のもとで修業するためそれぞれ故郷に帰っている。フョードルとドミートリーは蠱惑的な女グルーシェニカに入れあげてしまい、父殺しをしかねない大喧嘩をしでかし、カテリーナはグルーシェニカと話して自体の収集をはかるがからかわれて一蹴され、窮地のドミートリーはアレクセイになにか「卑劣なたくらみ」を実行すると言って姿を消す。そんなこんなの中でアレクセイはフョードルにもイワンにもカテリーナにも明日また来てくれと頼られ、リーズからのラブレターでも訪問を熱望される。しかし教会に帰ると尊敬するゾシマ長老が死にかけていた。アレクセイは《神よ、どうか今日出あったすべての人々を憐れんでください。~どうか正しい道をお示しください。あなたにはすべての道があります。あの人たちを救う道をご存知です。あなたは愛です。あなたは、すべての人々に喜びを授けてください!≫と祈るのだった。

・ロシア文学はトルストイはずいぶん昔に読んだが、ドストエフスキーにはとんと縁がなかったのでこの頃決心して読み始めた。この「カラマーゾフの兄弟」については、最初から読むと大変なので途中から読み始めてから最初に戻ったほうがいいとか、その「途中」についても所説あるのだが、まあ普通に最初から。覚悟して読んだせいか、想像していたほどの退屈や難解さは感じなかった。(それでもこの一冊に四日を要したが)

・とにかくアレクセイ、主人公アリョーシャだけがみんなから好かれ、頼られていて、他の登場人物はとにかく複雑にいがみ合っており思惑も交錯している。それでいててんでにアリョーシャに「明日来てくれ」と頼むものだから途中から何だかおかしくなった。アリョーシャの最後の祈りも「確かにもうじっさい祈るしかないよなあ」って共感の仕方をしてしまった。感想が薄い? 薄いんだろうなあ……。

・まあ忘れないように一冊ごとにこうして何かしら書きつけつつ、通読したらなにかしら感想記事を別で書こうと思っています。

・ほか、読んだもの

・中野のお父さん。北村薫の「円紫さんと私シリーズ」は読了済みだが、それとほとんど似たような役割で「お父さんと田川美希」が出てくる。「円紫さん」よりも一篇一篇が短く、また古書系の蘊蓄に寄っているかな? まあ円紫さんの方も六の宮の姫君や太宰治の辞書は「文学ミステリ」だったけど。

・とらドラ。アニメは全部見たけど原作は初めて。登場人物の心情とかはやっぱり原作を読んだほうが沁みる部分がありますね。

「特に逢坂の敵は、なんだか自分のよりも大きく、重そうだった。~見えない敵と立ち向かうために、そうか、おまえは虎になったんだ、と。」

・前半は、ああ、ヒロイン側は主人公をどんだけ理不尽に扱っても良い時代あったよなあ……とか思いながら読んでいた。アニメの記憶はうろ覚えだったけど、夜中に木刀持って夜襲とかやってたなあ。普通に蛮族である。

・「バカ犬!」と呼ぶところは某ルイズさんと一緒だが、この作品では最後に犬から竜になるために必要なことである。が、アニメだと声優まで一緒とあって、この時代のオタクはどんだけくぎゅに犬って言われたかったんだよ、とか思った。

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