ドル円値動き考察6 ~重要レジサポ 131円~

2月3日、米国雇用統計が発表されました。

結果はなんと、予想18万人に対して51万人!

(ADPはどうだったっけ…)

ドル円は、128.37円から131.20円へ一気に買い戻されてしまいました。

これだけ強いインフレ指標なのだから、131.5円上抜けても全くおかしくないと思ったのですが、

なぜか中途半端な価格帯でもやもや~。

日足チャートを見ていてとても興味深いのは、2月第一週は現在レート131.175円で引けた点です。

結論から言うと、この131円はとても意識されている価格帯であるということです。

過去チャートを見ると、同価格を付けているのは、近い日付から

2023年    1/24 (米国製造業PMI)

     1/18 (日銀金融政策会合)

2022年   12/20 (日銀YCCサプライズ修正)

      5/9  (GW連休明けのドル買い?)

      4/28 (日銀金融政策会合)

    ※ 8/2も割と近い130.5円で底打ちしているのは偶然ではなさそう…


単純に、過去チャートの節目を意識したレジスタンス(サポート)と解釈もできますが、取引が131円をかなり意識して行われている、ように見えます。

それが貨幣量に起因するのか、ポジションの規模感からくるのかはわかりません。

しかしながら、大相場を経た後、どうやら(相当 日銀を意識した)重要なレジサポラインであるとは言えそうです。

米国のインフレ再燃が懸念される局面、金利引き上げが見込まれる中、

この後注目される最重要イベント、2/10の日銀正副総裁人事案によっては、

131円を突破してもう一段円安か?
127円底抜けて円高か?

引き続きドル円相場を見守りたいと思います。

(2023 2/4 22:45時点)

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