見出し画像

有能感と無価値感の根源は同じ?自分を満たすって何?

「自分には価値がない」「誰かの役に立たなきゃ」「他人に合わせて人付き合いをうまくやって行きたい」そんな思いを抱えていたりしませんか?

他の人を見ると、「あの人は上司に評価されている」「あの人は自分の事しか考えていないのに、何故か周りにちやほやされる」なんてこともあったり。

『何だか、理不尽な事ばかりだなあ。』なんてぼやきたくなる事もあるかもしれません。

もしかしたら、『自分には価値がないから、理不尽なことも我慢するしかない』なんて思ってしまうこともあるかもしれません。

心の仕組みを知れば、『自分は無価値だ』という考えは幻想だと分かります。

今回は、心の仕組みから見た【無価値感】についてお伝えします。

先ずは、有能感と無価値感の根源は同じだという意外な理由からご説明しますね。

有能感と無価値感の根源は同じという意外な理由

有能感とは、対象の事に「対応することができる」という、自分には能力があると感じることです。

一方、無価値感は、「自分には価値がない」と感じることです。

有能感と無価値感の共通点はわかりますか?

両方とも「自分の価値への評価」を行っている点で共通します。

有能感は、有能であることに価値を見出し、無価値感は能力等が標準以下であるなどから自分に価値がないと評価しています。

有能感は、「~ができる」という成功体験を積み重ねた結果で獲得することもありますし、人によっては根拠がない場合もあります。

無価値感は、一般常識などの標準化された基準から外れていたりという劣等感から感じることがあります。

では、有能感や無価値感という自己評価は正確な評価と言えるのでしょうか。

答えは、「正確ではない」と言えます。

何故なら、自己評価とはどこにフォーカスをしているかで変わる場合があるからです。

有能感は、自分には「有る」という部分にフォーカスし、無価値感は自分には「無い」という部分にフォーカスしているからです。

フォーカスする部分を変えれば、有能感を持っている人が突然「無価値感」を感じることもあり得ます。

無価値感を感じている人は、自分の「有る」にフォーカスしてみましょう。

どんな些細な事でも構いません。

何も持っていない人はいないのです。

例えば、学生時代に数学が得意な学生はとても優秀そうに見えます。

別の学生は、数学は苦手で家庭科がものすごく得意ですが、周囲には目立ちません。

社会生活や日常生活を送るには、数学が得意な学生も、家庭科が得意な学生も活躍できる場が必ずあるのではないでしょうか。

数学が得意な学生は、そのまま数学者になることも考えられますし、教育者であったり経済学者であったりということもあり得ます。

ビジネスの世界なら、統計学や経済学、ファイナンスの知識を身につけて経営戦略などに携わることも考えられるでしょう。

一方、家庭科が得意な学生は、料理の先生や飲食店での勤務はもちろんですが、家庭を守る役割として細かな気配りや生活の知恵を活かせるでしょう。

少ない費用で工夫して、生活を充実させるスキルを磨くのも、家庭科が好きなら苦にならずに楽しく過ごせますね。

そして、生活の知恵を突き詰めていく事で、災害などがあった際の備えや必要なスキルを日頃から培うことも出来ます。

実際の有事の際には、家庭科が得意な学生が非常に頼りになる存在になることも考えられます。

もし、あなたが今いる環境ではあなたが持っているものを活かせないのならば、それはいる環境の問題です。

あなたに価値がないという理由にはなりません。

「自分には無い」ということにフォーカスすると、不足感を感じてしまい、焦りにつながることもあります。

そんな時は、自分を満たすことに集中してみてはどうでしょうか?

次は、自分を満たすとはどういうことかを詳しくお伝えします。

自分を満すとはどういうことか?

「自分を満たす」とは「有る」ということを認識することです。

有名な言葉に「足るを知る」という言葉がありますね。

「自分というものを知り、今有る範囲で満足する」ということですが、スピリチュアルな観点での解釈もできます。

それは、「人は生まれてくる時に必要なものをすべて持って生まれてくる。」ということです。

この「すべて」の中には、人生の途中で獲得するものの計画も含まれます。

あなたが「自分に有るもの」を活かす環境にあなたが身を置くことができれば、無価値感ではなく有能感を感じることができるでしょう。

「自分を満たす」が「無いから足して満たす」とならないように意識しながら、「有る」事にフォーカスして自分を満たしていきましょう。

繰り返しになりますが、「既に有る」ということにフォーカスすることが重要です。

「無いから足して満たす」は「無い」が強く残ってしまい、無価値感を感じてしまう様な現実が引き寄せられます。

「有る」にフォーカスすることは、他にもとても重要な意味がありますので、次で説明します。

「有る」と認識することで自分への愛が深まる

「無い」にフォーカスしている時は、自己否定をしている時です。

「有る」にフォーカスしている時は、自分の中にあるものを認めている状態です。

感情や価値観、心の癖など多岐にわたり自分の中に有るものを認めるのです。

存在を認めることが「愛である」と言えます。

自分の心の中に有るものを認めない状態は、自分を愛していない状態です。

自分を愛していない状態で愛を求めても、自分で自分を愛していなければ、他人からも愛されるのは難しいです。

この現実世界に映し出されるものは、自分自身の心の中で起こっている事だからです。

見たくない自分を見ることもあり、とても苦痛に感じることもあるかもしれません。

そんな時は、「見たくない自分を直視して苦痛を感じている自分がいる」という事を認めてあげましょう。

感情を伴わせる必要はなく、淡々と客観的に自分を見るようにすることで、見たくない自分の存在も認められるようになります。

そして、現実的な問題として、自分自身に合う環境に身を置けるように少しずつでも現実を動かして行く行動をしていく事で状況は変わります。

やはり、行動はとても大切です。

あなたが望むことは、あなたにしか叶えられないからです。

行動する決断や何かを受け取る決断など、全てはあなた自身がカギとなります。

「自分には価値がない」なんて思わないでください。

有能感も無価値感も、「有る」と「無い」のどちらにフォーカスして自己評価をしているかの違いだけです。

その自己評価も、正確ではないと言ってよいでしょう。

自分の「有る」に目を向けることで「足るを知る」事ができます。

「足るを知る」事は、自分を愛するということです。

唯一無二の存在である「あなた」にとって最善の環境に身を置くために、行動をしていく事であなたにとって望ましい現実が訪れるでしょう。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

私の自己紹介記事も読んで頂けると嬉しいです。

魅力覚醒アーティスト
RIHITO
公式サイト atelier Lichit Blume
http://lichitblume.xyz/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?