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【ハンバーガー】無自覚な贅沢

ウバといいます。
訪ねていただきありがとうございます。


最近では佐世保バーガーは全国的に有名になりました。いつから佐世保バーガーがあるのかなんて知りませんが。

佐世保バーガーは、佐世保市のさまざまなお店で提供されています。価格が少しお高いですが、どのお店のハンバーガーも美味しいです。

わたしは小さい頃、長崎県佐世保市のおとなり佐々町に住んでいました。そこにはビッグマンという佐世保バーガーのお店があります。

今でも人気店で、何度もテレビで取り上げられているお店です。小さい頃、ハンバーガーといえばビッグマンでした。

何度も連れて行ってもらったというわけではないのですが、父親が仕事の時に母親に連れて行ってもらってた記憶です。

幼い頃ですので1人で1個のハンバーガーは大きかったのか、母親と1個のハンバーガーを食べていました。

佐世保市内に行けばマクドナルドはあったのでしょうが、幼いわたしはそんなこと知りません。ですので、マクドナルドはテレビの中のお店でした。

マクドナルドやケンタッキーというのは、都会とよばれる大きな街にあって、そこに住むリッチな人たちの食べ物だと思っていました。

わたし達が住むような町にはそんなお店は存在せず、もっと遠くに行かないと食べれない、贅沢な食べ物だと考えていました。

おそらくマクドナルドより佐世保バーガーの方が金額は高いでしょう。そんなことは知る由もなく、わたしはマクドナルドに憧れながらビッグマンのハンバーガーを食べていました。

大きくなったら大きな街に行って、マクドナルドを食べたい。クリスマスにはケンタッキーでバケツみたいなのに入ったお肉を食べたい。テレビの中で子供が嬉しそうに、美味しそうに食べているマクドナルドやケンタッキーをぼくも食べたい。

そんな気持ちでテレビを観ていた記憶です。おとなになった今では、チェーン店という言葉も知っていますし、ファストフードという言葉も知っています。

全国どこに行っても、変わらない味を楽しめる事も知っています。贅沢ではなく、企業努力もあるでしょう低価格で楽しめる事を知っています。

マクドナルドが佐世保バーガーより価値が低いというわけではありません。どちらも素晴らしいハンバーガーを食べれます。



無自覚な贅沢というのでしょうか。自分のあたりまえが、じつは贅沢なことってのが、あるのではないかと思うのです。

たとえば今のハンバーガーの話もそうです。自分が食べてるハンバーガーの価値を知らないのです。

クリスマスに何処にも連れて行ってあげれない、パーティーなんて開けない。でも、そこに並ぶ母の手料理はチェーン店のチキン以上の贅沢です。

となりに好きな人がいる。それもあたりまえではないのです。ほんとうに贅沢なことなのだと自覚するべきだろうと思ったのです。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
贅沢を自覚するだけで、もっと幸せになる気がする。

それでは、佐世保の隅っこからウバでした。

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