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本屋大賞受賞『リカバリー・カバヒコ』

2024年本屋大賞にノミネートされた『リカバリー・カバヒコ』

さっそく読んでみました!
本の詳細やあらすじ、感想について書いていきます。


本の詳細

  • 著者:青山美智子

  • 出版日:2023年9月21日

  • 出版社:光文社

リカバリー・カバヒコ

あらすじ

階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。

近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで“リカバリー・カバヒコ”。

アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。

誰もが抱く小さな痛みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。

リカバリー・カバヒコ特設サイトhttps://special.kobunsha.com/kabahiko/(参照2024・4)

目次

  1. 奏斗の頭

  2. 砂羽の口

  3. ちはるの耳

  4. 勇哉の足

  5. 和彦の目

感想

 まず、一言で表すととてもほっこりしました。登場人物たちの気持ちはほとんどの人が理解できるもので、おそらく子供のころ自分もそんなことしてたなっと共感できる方もいるのではないでしょうか。
 わたしも第4章の勇哉くんと同じように学校の体育祭がいやで仮病を使ってさぼったことがあります。
 自分から見て「周りはこう思ってるだろうな。」「こう見えてるだろうな。」と思うことはよくあります。それで落ち込んで、傷ついて、怒って、なんてことはよくやってしまいますが、でも違うことのほうがほとんどで、自分の被害妄想でしたなんてこともあります。
 自分の気持ちはゆわないと伝わらないし、相手の気持ちも考えてもわかりません。「きちんと伝えること」「やってみること」とても大事だなと思いました。


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