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【フランキーさんとわたし】No.20

【前編】
フランキーさんは骨董品がダイスキ

「みーちゃん明日弘法さんえ―、
一緒に参りましょ」

京都の方ならご存知な
毎月21日東寺で開催される
弘法市(骨董市)
マサミちゃん骨董品を見ることが
ダイスキ
時間さえあれば
21日は弘法さんへ

その月は珍しく
前日に、わたしをお誘いに(笑)
もちろん、ひまーなわたし
行く
と、すぐにお返事

「あらーでもみーちゃん朝起きないでしょ、今日はわたくしのお家に泊まってちょーだいホホホー」

えーっ
家に泊まるって
マサミちゃんちから
わたしの住むマンション
車で10分
泊まる必要ある?

「ダメよーみーちゃん、こないだの旅行遅刻して来たでしょ、明日は朝から行くんだから泊まりでよろしくねホホホー」

マサミちゃん潔癖症なのに
お掃除が全くできない
マサミちゃんちには
各フロアに通いで
お手伝いさんがいる

マサミちゃんの寝室
時代劇のお殿様が眠るんですか?
と聞きたくなるぐらいな
フカフカを通り越した
豪華なお布団が
常に旅館ばりにメイキングされている
まさかと思ったが
お手伝いさん
マサミちゃんのお布団の真横に
マサミちゃんのお布団と同じお布団
敷いてくださってました(笑)

お店が終わり
毎日のマサミちゃんのルーティンが終わり
お布団に入ったのは
午前4時

眠れますか(笑)

「あーもう、みーちゃんが隣りにいると寝れないわー」

(はーっ、それはこっちのセリフやし)

「あーほんと寝れない、寝れない」

ウンゴーンゴーごごごーウンゴー

マサミちゃんの地響きばりの
イ、ビ、キ

(えーっ、文句言うだけ言うて
5分で眠るかー、ないわー笑)

マサミちゃんのイビキを聞きながら
気づいたら、わたしも眠ってました

後編へつづく

※実話です



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