QC4

 今日も今日とて残業である。QCの資料が完成しない。当初のテーマだったことが、数字を集計したところあまり改善のしようがない程度のことだったことがわかり、どのように発表したものか、日々悩んでいる。

 私と職場の人とでは、QCに対する姿勢が異なると思う。職場の人たちは、発表の場で良い成績を残そうとしている。私の部署では例年発表で好成績を収めており、私が入社して以降は部署対抗で上位3位に入っている。なので、どれだけ驚きの結果を出せるか、どれだけ面白い成果を示せるかが大事なのである。

 私は、常述べている通り、どうでもいい。仮に最下位の評価になろうと、知ったことではない。それで給料が下がったり、ボーナスがカットされるならば頑張るが、いやされたとしても、あまりに労力に見合わない。別に給料が飛ぼうが、ボーナスが一回カットされようが、それで問題が一つ解決するなら安いとまで思う。

 どれだけ良い結果を残していようと、いつかはダメになる時が来る。それが私の時だったというだけである。優秀だった組織の連勝記録を私の代で台無しにするのは、昔からよくやってきたことである。今更どうということはない。

 それに、それだけ頑張ったとしても、賞金で5000円くらいがもらえる程度である。適当な感じで終わらせて、型の荷物をとっとと投げ捨てたいものである。

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