ミニシアター

 前から気になっていた映画が、近くのミニシアターで上映されていたので観に行ってきた。以前どこかで書いた『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』である。

 時間やらこの映画を見る人がどのくらいいるのかという兼ね合いから、空きはあるだろうと踏んで上映開始15分前にシアターに行ったが、案の定ガラガラだった。席が120程に対し、観ているのが私を含めて7人というのは未だかつてない。

 入り口近くのシートで待っていた為、私がトップバッターで入ったが、小規模とはいえ100人以上の人が入れるスクリーンに、一瞬だけとは言え私だけというシチュエーションは少しテンションが上がった。独占したかのような感覚は良いものである。

 肝心の内容については、その内ここに書けたらいいなと思っているが、相変わらずナチスは映画に引っ張りだこだと感じてしまう。史実もあって、敵として出すには都合が良いのだろう。今の時代、ナチスを悪として描いて怒られることはまずない訳だし。

 一度こういった場所でマイナーな映画を観ると、他の作品も気になるものである。来た時と帰りがけにそれぞれ上映予定表を見たが、帰りの方が観たいと思う映画が多かった。席がないということはなさそうなので、そのうちまた観に行きたいものである。ミニシアターで観るという経験もまた、新鮮でちょっと良いし。

『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』

2023/09/12鑑賞

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』岩波文庫

2023/09/12読了

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