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『野菜を切ってから肉を切る』のはなんで?

『野菜を切ってから肉を切る』

これって、今まで当たり前にやってきたけど、そもそもなんでだっけ?

衛生的に良くないのでやっていたけれど、、、

もし子どもがいたとして、「なんでー?」って聞かれたらうまく答えられないなぁ。。

昨日は、そんなことを考えながら晩御飯を作っていました。

せっかくなので、掘り下げて頭の中を整理しようと思います。



そもそも、なんで当たり前だと思っているのか。

  • 大学の調理実習では、肉魚専用野菜専用の包丁とまな板があり、必ず分けて使えと口を酸っぱくして忠告された。
    なんなら、非加熱食材用もあった。「これ以後は加熱調理を行わないもの」、例えば果物や出来上がった料理を切る用として使っていた。

  • 以前働いていた保育園でも、まな板と包丁は野菜用と肉用に分けていた。保健所の衛生監視でも必ずチェックされていた。(正しくは、肉や魚はカット済みを使っていたので、専用のまな板と包丁はほぼ使っていなかった。)

  • テレビ等でも、幾度となく聞いたことがあるから。


(職業病かもしれないけれど)
何度も見聞きしていて、一般的にも広く浸透しているんじゃないかと思います。


さて、ここから本題。

なぜ、『野菜を切ってから肉を切る』のか

それは、

食中毒予防のため

これが最大の理由だ。そうだ、そうだった。。

生の肉や魚には食中毒菌がたくさん存在していて、それを切った包丁やまな板を使って野菜を切ると、野菜に菌が付着してしまう。
加えて、野菜をそのまま加熱せず、サラダなどとして食べてしまうと、見事食中毒になってしまうというわけです。

加熱しないサラダ用の野菜や果物肉や魚を同時に料理するときは、必ず『野菜や果物を切ってから肉や魚を切る』ようにしましょう。

また、多くの食中毒菌は加熱すれば死滅するので、しっかり中まで加熱しよう。75℃で1分以上加熱することが目安です。

ちなみに……
食中毒予防の原則は

食中毒の原因菌を
「つけない」「増やさない」「やっつける」

(厚生労働省)

つけない=まな板や包丁を分けて使う!
増やさない=肉や魚は常温で放置せず冷蔵庫や冷凍庫へ!
やっつける=加熱して食中毒菌を死滅させる!

食中毒予防の基本です。
ぜひ参考にしてください。


これから暑い季節になり、キャンプやBBQも楽しい季節ですが、食材の取り扱いには十分気をつけましょう。

以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

ご意見ご感想がありましたら、ぜひぜひコメントで教えてくださいね。

食中毒について、もっと知りたい方はこちら↓

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