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Iconoclastsをクリアしての感想。

ドット絵で描かれた世界観がとても素敵だなぁと思いました まる
(クリアしたのは去年)


メカニックになって人助けをしたいと願う少女、ロビン。しかし正規の資格がないために「マザー」に罪人とみなされてしまう。

ロビンが1本のレンチを拾って以来、世界はおかしくなってしまった。世界を元に戻したいと考えるロビン。だが愛する人たちに次々と「聖罰」が降りかかり、不気味なワン・コンサーンのエージェントが彼女を追ってくる。

しかし、その背後では何かもっと大きな事が起きているようだ ― アイボリーと呼ばれる燃料の不足や、個人どうしの争いよりも大きな何かだ。ロビンはそれに巻き込まれてしまったのだ。

・ナットを回せ! 充実のプラットフォームアクションアドベンチャー
・緻密に作り込まれた10のエリアは、良く練られたアクションとパズルが盛りだくさん
・ギアをガシャガシャ回しながら立ちはだかる、画面いっぱいのボスキャラが20体以上!
・3段階の難易度設定と、独自のスキルシステムでゲームを攻略可能
・壮大で切ない物語。一人のメカニックが全世界を救えるだろうか?
(公式からコピペ)

パケ絵と公式説明文から予想される
ドキドキワクワク!アクションパズルな爽快アクション!
というわけでもなく。
個人的には、かなーり、重い話でした。

他の人のレビューを見ると
あれ?あんまり宗教的、人生観なトコロに触れてない・・・?
そこって難しく考えちゃダメなところなの?結構、哲学的な名言があるよ?
PEANUTS(スヌーピーの漫画)みたいにさ。

えぇと。なので、ざっと簡単に本編のみの解説とします。
基本的な攻撃はスタンガン(射撃武器)とレンチ(近接攻撃)。
途中で武器が増えます。武器には通常攻撃と溜め撃ちがあり、例えば地を這う爆弾は溜め撃ちでミサイルになるので、壁の隙間にあるスイッチを切り替えるのに使ったり・・・とギミックの解除にも使います。

ロックマンXとか、メタスラとか、ゴエモンとか。あの時代のドット絵アクションをやっていた人にはおぉ!こういうのだよ!もー!と感動します。
きっと。

コロッケ・・・?お、おぅ。
ボスはなんかどっかで見たことあるような・・・?

上記の場合は敵の攻撃を回避しながら、上部左右にある歯車をレンチで回したり、操作キャラをロビン/ミナと切り替えたり、中央にある白い◇をレンチで回したり。文章で改めて書くと・・・結構忙しいな!
これどーすんの?→あ、こうすればいいのね!の発見が結構快感だったりしますね。わからない時は素直にググりましょう。

中盤あたりから結構、リフトのタイミングがシビアになるので。
どーすんだよこれ。意味わかんねぇよって何度も真顔になりました。
youtubeの動画を見ても、えっ・・・ここがこうなって、はぁ?と真顔に。
ボス戦なんかは死にまくって覚えましょう。

道中にある宝箱を開け、集めるとラボで合成し、特殊能力が付与できます。これによって二段ジャンプができたり、水中で長く息が続いたり、攻略が楽になります。カギはすぐ近くにあったり、近くに会ってもギミックを解除しなければならなかったり謎解きが楽しいです。

なによりもドット絵の書き込みがすごく、登場人物は喜怒哀楽をコミカルに、シリアスに演出しています。
主人公であるロビンはセリフがない(厳密には選択肢での会話はある)のですが、トテトテと走ったり、顔を真っ赤にして怒ったり、展開にオロオロしたりと可愛いです。可愛いのです(念押し)

指名手配の業務連絡に、ご本人登場しちゃった。の図。

セリフの和訳に関しても特に違和感はなかったと思いますね。
和訳よりも内容のクセの強さ。テーマがちょっと「重い」ので。途中でうーん・・・と悩む人がいるかもしれません。登場人物それぞれが同じ「信念」で、同じ方向を向いているわけではなく、それぞれ物事に対する価値観が違うので、「えっこのタイミングで意思疎通できないの!?」とか、「いや今、そういうのいいから」とモヤモヤします。

エルロはあんだけ重傷なのにどんだけ・・・と余計な事を考えたり。

残念キャラ枠・メンデレーエフ
キャラが濃いのにあっという間に消える。
終盤の一場面より。
この頃、転職を決意してたから。とても心に響きました。

終盤はなんかもう名言だらけで、いったんコントローラー置いてボロボロ泣いたり、目を閉じて頭抱えてた記憶があります。

クリア後のお楽しみとして、ボスラッシュ。難易度調整できます。
タイムアタックもできます。歯ぎしりが止まらないので絶対やりません

トロコンを目指すにあたって、一番の難所は
攻撃を受けたら即ゲームオーバーというチャレンジモード。

言うて、2周目じゃん?1周目でアイテム全部作ってるから余裕じゃん?
よーし最初から二段ジャンプつけちゃうぞー!これでサクサククリア!
→雑魚敵に触れる→即死→うーんこの。
慎重にボス前までたどり着く→アイアンハート×3で3回まで被弾OK!
かかってこいや!→3回の制限なんてあっという間に溶けて負ける。

いや、あの、うーんこの。だからここでこうなって・・・。
これが!こうで!で、はいはい無理ー!これ避けられないから!
ハイまたパターン来ましたよ!無理ですよねーうんうん知ってるー!

はぁ?クソかよ(暴言)

悪態ついてもなんだかんだでクリア。トロコン。
ブラック3連戦と、ラスボス前の雑魚ラッシュがマジで鬱になりそうだった。
ブラックに感情移入していたから余計に。

人によっては「宗教とか出てくるのはちょっと・・・。」と避けるのかもしれませんが、世界観が独特でステキなのです。

例えば、微細なドット絵で描かれた背景。
地面の石や樹木などが人工的なキューブ状で形成されており、現実の「自然」とはどこか違う世界なんだ・・・!と実感できますね。

例えば、登場人物のクセの強さ。
ギャグパートもありながら、それぞれの信念を主張しているので、「こういう考えもあるのか!」と感心しました。

日本人は釣ったばかりの生の魚をさばいて、適当な大きさの切り身にして、当然、加熱もせずそのまま、大豆を発酵させたらしいなんかよくわからん、しょっぱい黒いタレにつけて食べるらしい。なんかキモチワルイよね。

って外国の方に言われた時の感覚というか。(言われた事ないけど)

あ、そっか。
双方で常識の認識が違うのか。ってプレイ中に度々感じます。

アクションの難度が程々(ヘタクソな自分は個人的には何度か歯ぎしりした)なレベルで、なによりインディーゲームなので値段も安くオススメです。本当にこの値段でいいのかな・・・結構色々考えさせられたよ?


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