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ホットラインマイアミ1をクリアしての感想。

ドット絵のゲームないかなー、あ。
なんか安かったので購入しました。
ちなみに買ったのはコレクション版(1・2同梱)です。


『Hotline Miami』は、硬派な銃撃戦と頭蓋骨を砕く近接戦闘、そして、ありとあらゆるバイオレンスが体感できるアクションゲームだ。

――1989年4月3日 フロリダ州マイアミ
留守番電話に残されたメッセージから全ては始まる。

正体不明の主人公「ジャケット」となり、裏社会に息づくマフィアたちを血の海へと沈めよう。時折、動物のマスクをかぶった人物たちと会話する夢を見ながら、血みどろの夜を次々と越えていく。徐々に現実と虚構の境界線が曖昧になる中で、彼に待ち受ける全てを見届けよう。
(公式よりコピペ)

お、おぅ。血ミドロノ夜ヲ。次々ト超エテイク(カタコト)
過激っすね、CERO:Dですかー。とプレイ。
チュートリアルで、「あっこれは。あー。えー。」と気づきました。
CERO:Zだろ。ドット絵だから血しぶきはセーフ☆お子様にも安心!
では、ないよ・・・?

冒頭の「謎の存在」との会話は一旦、さておいて。

通称「ジャケット」と呼ばれる主人公のアパートに「依頼」の電話が来る→「現場」に向かう→サーチアンドデストロイ。

この繰り返しです。

1ステージ目でホームレスに絡まれ、トドメを刺した後しばらくすると立ち止まり、嘔吐する気持ちがすごくわかりました。殺人への嫌悪ですね。
(ちなみにアレ、位置を考慮すれば吐く前に車に乗り込むことも可能です)

ゲーム画面はこんな感じ。シンプルなドット絵ですが
敵を殺した後の血しぶきや血だまりがすごい。

鈍器は撲殺・刃物は刺殺・斬殺
銃器は銃殺。素手なら寝ている相手の頭を踏み抜く・床に頭を砕けるまで叩きつける。
まるでスプラッター映画です。

見下ろし型のゲームで、壁の向こう側にいる敵がどこを向いているのかがわかります。なんかこういうゲームあったような・・・メタルギア?

鈍器や刃物は音を立てずに殺せます。銃は遠距離から殺せますが、当然弾数制限はあるし音で敵に気づかれるというデメリットがあります。
武器を投げることで相手を気絶させることができますが、一部の武器(刃物)はそのまま殺害できます。

ステージをクリアしていくと使用できる武器が使用できます。
入手した武器はランダムでステージに配置されます。

このゲームのすごいところは。

HPの概念がない。
敵も自分も一撃で死にます。
潔いです。
ゲームや漫画、創作の世界だと結構「耐えて」ますよね。で、ゲームによっては「傷薬」だったり「ハーブ」で全回復しますよね。

そういうの一切ない。
改めて書きますが、一撃で殺したり殺されたりするのです。

シンプルな・ドットが描く・地獄絵図。(心の俳句)
ガラスは壁ではないので敵に気づかれるし銃弾が貫通します。

敵は、視界に入ると追っかけてきたり超反応で銃をぶっ放してくるので大変危険です。殺される前に殺せ。
仲間の血みどろの死体をスルーして歩くガバガバなところもあるのにね。。

・リスタートのテンポの速さ。
上記のように「死んでしまった」からのリスタートが、即です。比喩とか誇張ではなく、本当に即リスタート。そしてBGMの切れ目がありません。

・BGMがかなり良い。
中毒性のある曲調です。

何度も何度も何度も何度も・・・同じ面を繰り返し、同じところで死んでいたのが突破できるようになり、次の難所へ。そしてクリア。

同じ音楽を聴きながら同じ画面をひたすら見るっていうのは、トランス状態というかゲームに対しての没入感がすごいんですよね。
このゲームでいったい、自分が何をしているのかという罪悪感の軽減というか。ワイアレスコントローラーの電池切れで我に返る、というか。

サイケデリックな配色
画像をよーく見るとわかるんですが、線が「歪んでる」んですよね。
水平・直角ではないんです。
そういうところも非現実感を感じさせます。

物語を進めていくと、マスクが手に入ります。
マスクは戦闘を有利にするもの(デメリットしかないのもあるけど)で、いつの間にか入手していたり隠されています。例えば最初から銃を持っていたり、動きが早くなったり、「特定のマスクを使う」というトロフィーもあったりします。

タコマスクが結構リアルでキモい

数ステージクリアしていくと、違和感に気づいたり、前述の「謎の存在」が再び出てきて問いかけられたり、幻覚のようなものを見せられたり、そもそもどこまでが現実なんだろう?と境界線が曖昧になったままゲームは進行していきます。

「他人を傷つけることが好きか?」
このゲームを象徴するようなセリフ。

そういえば
店員の顔はすべて同じだったな?とか
敵の姿は全員、常に全く同じ服装で個性がないよな?とか
毎回日付が表示されるけどコレは時系列あってるのか?とか。

色々と疑問が浮かんできます。
後半のワンちゃんが保護色で見えないのは・・・これは関係ないですね。

疑問を抱えていても、結局「依頼」の電話に従い、サーチアンドデストロイするしかないのです。

このゲームに関しては様々な人が様々な考察を書いていて面白いです。
Wikiを見ると、開発者はこの映画に影響を受けているのだとか。

気になってレンタルしましたが、ステージ間の車で走行している演出と、リザルト画面の配色が結構意識してるかなぁ、という印象を受けました。
「ドライヴ」の名の通り、運転シーンがところどころに挟まれます。
あと服装かな。スカジャンみたいなの。

この画面。
あと2秒早ければなぁ

映画はこのゲームのように殺人メインの映画ではないです。
後半はちょっとグロいんですけども。
もしレンタルDVDなどで見かけたら、見るのをお勧めします。
ライアン・ゴズリングがクールでカッコいいので!

「殺」って言葉こんなに使ったけど、警告とか受けないよね。。

閲覧、ありがとうございました。

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