見出し画像

雨の日の過ごし方

今日は、『雨の日の過ごし方』について考えてみます。

雨の日・・・

基本的には、あまり好きではにです。特に通勤の雨は最悪です。

雨風や湿気で、セットした髪の毛はくるくるになるし、(くせっ毛なので苦戦・・・)汗をかいた電車の中では湿気でべとべとで、車内もどんよりした空気になります。やる気やらなんやら吸い取られるようです。また、傘を持たなければいけないので、荷物も増える等々・・・

マイナス部分にフォーカスするとキリがありません。ポジティブ考えれば、ダムが潤い貯水率が上がるため、水不足の問題がなくなります。草木や動物、昆虫などには、恵みの雨となります。草木は成長し、雨が降った後、晴れて光合成することでCO2が減ります。

動物や昆虫も活性化して生命力が上がり、(酸性雨など有害物質が入ってなければ)恵みの雨になります。

個人的な気持ちの部分で、雨を見ていると色々なことが洗い流されそうです。だから、休日の雨は嫌いではないいです。休日で予定がなければ不快感はなく、雨の日にカフェに行くのもルンルンします。

なので、休日の「雨の日の過ごし方」を家の中と外に分けて記載していこう。

休日の雨の日の過ごし方 ー 【家の中編】 ー

雨の家の中はどんよりしますが、守られている感じが好きです。小さい頃、雨戸を閉めて風や雨がぶつかる音を聞いて楽しんだり、家の中にいることで雨から守られている安心感があり嬉しい気持ちになったことを思い出します。

また、コーヒーメーカーで部屋中にコーヒーの匂いを充満にして、雨の音を聞きながら本を読むのも好きです。雨の日は外の雑音もあまり聞こえないため、読書の中に入れるからです。こういう時に読むと楽しいのは、ミステリー小説です。

雨の日は電気を消せば普段より暗く、何か起こりそうな空間になり物語に引き込まれます。特に、主人公だけでなく、犯人の気持ちにも思いを巡らせ、なぜ犯行に及んだかなどを考えると普段より没入でき、面白いです。

ちなみに、僕が好きなミステリーは、
東野圭吾さん『変身』と『ダイニングアイ』
赤川次郎さん『三毛猫ホームズシリーズ』
美術系になりますが、原田マハさん『暗幕のゲルニカ』と『楽園のカンヴァス』

特に感情移入して面白かったのは、東野圭吾さんの『変身』でした。
あらすじは以下のとおりである。

世界初の脳移植手術を受けた平凡な男を待ちうけていた過酷な運命の悪戯!
脳移植を受けた男の自己崩壊の悲劇。

平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしょうもない。自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める。

『講談社BOOK倶楽部』より引用 URL:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000161867

この青年没入したばかりに、読んだ直後、自分の中に別の誰かがいるような気がして恐ろしい思いをしました。自分が自分ではないような感覚に襲われたのです。ミステリーの中に入りすぎると少し危険なので注意が必要です。

休日の雨の日の過ごし方 ー 【家の外編】

家の外での過ごし方で好きなのは、カフェで過ごすことです。
特に、港の景色が一望できるカフェで過ごすのが好きです。

普段と違う街の雰囲気も楽しめますし、本や一緒に行った人の会話やBGMなどに集中できます。

私は、工場などの暖色系の照明が好きです。落ち着いた薄暗い照明の店内から、港の工場にある暖色系の照明が雨でぼかされたり、窓の水滴に映し出されているのを見るのが大好きで、本当に落ち着きます。

日常の疲れや嫌なことがどうでもよく感じ、コーヒーや食べ物に集中できるため、素材の味を楽しめます。

まとめ ー 休日の雨の日は日常から離れる心の洗濯  ー

「雨の日の過ごし方」をざっくりと文字にしてみると、雨の日の休日は素敵だなーと思いました。

日々、情報の洪水に巻き込まれ、考えるより行動ばかりしている日常(基本ネット情報は、受動的であることが多い・・・)。

座席競争でパーソナルスペースを侵犯され続けるストレスだらけの電車通勤。

こういうものから離れ、好きな読書に没頭できる雨の日。
好きな人やご飯の味、店の雰囲気に集中できる雨の日。
目の前の会話に集中してよく聞ける雨の日。

現代社会で、忘れられている?気づいてない?大事な時間の使い方を再認識してくれているのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?