現実

リアルなんてクソゲーだ。

「神のみぞ知るセカイ」というマンガ、アニメのセリフだ。大好きな言葉なので是非声に出して読みたい。

「リアルなんてクソゲーだ!」

要は現実なんてクソなのだ。飯食ってクソして寝る生活をひたすら続けることになるのだから。

楽しいと感じられるようなことだけやってようやくまあ生きてもいいかと思えるくらいなのに、労働やらなんやらをしないと生きていけない。

控えめに言ってクソゲーだ。

ならばさっさと死ねと思うかもしれないが、死ぬのにはそれはそれでエネルギーを使う。そのエネルギーを捻出するのがまだ億劫なので生きている。

生きたくて生きてるやつなんて見たくもない。眩しすぎる。あるいは貶めたくなる。そんな醜い自分を見るのは嫌だ。

一応断っておくと、生きようともがくその様は美しいと思うし、応援しようと思う。自分の生を礼賛しようと思わないだけで、他人の生は尊いものだと思っている。

類は友を呼ぶに従って、死ぬのが面倒だから生きてる人を見ることが多い。

死ぬのが面倒なだけなので、突発的な事故死などは逆に歓迎である。面倒を取っ払ってくれるのだから。

現実は襲いくるものだ。まとわりつくものだ。理想の高みに登ろうとする心身に絡みつき、現実の暗闇に沈めこんでいく。上がろうとしたらにこやかな顔をした奴が超ハイテンションで頭を踏んで現実の沼に沈めてきやがる。

いつかあれを現実に沈めてその苦悶の表情を見ながら一杯やりたい。

せめて普通のゲームなりにリセットボタンとかセーブポイントがあればいいのだが、そんなものは一切ないクソゲーなのでどうしようもない。


死んだらサポートセンターに激烈なクレームを入れてやる。




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