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SMA症候群①はじめ

知らない病気が
この世に五万とあることを。
知らなかった。

しかも、
このご時世に治せない病気なんて
あんまりないのだと思ってた。
病院に行けば、必ず治してくれると。

しかし、それは間違っていた。

医者さえしらない病気になった。


2021年。
わたし33歳。

流産と
コロナ禍が重なったことで、
食欲が少し落ちてしまったとき。

162センチ通常48キロの体重が
46キロを下回ったときから
地獄は始まった。


夜にはじまる腹痛で寝られない。
(不思議なことに昼は腹痛がなかった。)
朝に下痢で起きてしまう。
吐き気で、何を食べても戻してしまう。

「なにこれ?
わたし、どうしちゃったの?」

どこの病院で
なにの検査をしても原因はないと。
ネットで調べても何も見つからない。


気づけば40キロぎりぎりになっていた。
栄養がいきわたらず
髪の毛がキシキシ。抜けて
生理すらも止まった。

元気な4歳の娘の育児もままならなくなってきた。

病院に行けば
どこでも精神薬を出される。


それで治るならと思って飲むが
また吐き戻してしまう。。


病院では拒食症を疑われる。

「いやいや、死ぬほど食べたいんですけど、、食べてるんですけどっ」
信じてもらえない。


「もう死ぬのかな。」
「だけど原因不明で死ぬのは絶対嫌だ!」

駆けずり回って
7個目の病院で
言われたのは
「SMA症候群、
別名 上腸間膜動脈症候群
痩せたことにより、内臓脂肪のクッションがなくなり、大動脈が十二指腸を首絞めてる状態です。」と。


え、なにそれ。

でも原因分かった!!
と喜んだのもつかのま

「太るしかない」

「え、食べられないのに?」

ここから壮絶な戦いが始まりました。。

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