![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134083386/rectangle_large_type_2_9c9c23eb60c33af5745f17854a6c48e7.jpeg?width=1200)
【マンガ紹介】ハイキュー!!は“バレーボール漫画の金字塔”的なことを言う回~それしかないだろとか野暮なことはいってはいけない
前書き
『ハイキュー!!』を読み終わったよ!滅茶苦茶面白かった!!
ということで、ハイキュー!!は“バレーボール漫画の金字塔”的なことを言う記事を書こうと思います。予め言っておくとこの記事ではハイキュー!!の感想は出てきません(無慈悲)。
戸美学園のコーチ好き!
ノミネート作品一覧
貴様に素敵な“金字塔”ノミネート作品がお見えだッ!どうぞお入りください
ハイパーインフレーション
ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~
いじめるヤバイ奴
ノミネート作品1
ノミネートナンバー1番“贋金鋳造国家転覆おねショタ頭脳戦漫画の金字塔”のハイパーインフレーションだ。
奴隷商人に姉を連れ去られた主人公ルークは、ガブール人が信仰する神・ガブール神から授かった「完璧な偽札を出す能力」を武器に、姉を取り戻すために強欲商人・グレシャムやスパイ・レジャットと頭脳戦を繰り広げる。
この漫画、いきなり主人公が偽札を作って牢屋にぶち込まれるが、これは「他の部族の人間たちとは違い外の世界や新しい物をとりいれて、自分たちを搾取する帝国と渡り合おうとする主人公の特異性を示している」ので結構大事。姉を取り戻すという目標と同時に、ガブール人が帝国に搾取されないためにどう戦うかのバトルも発生する。
そして忘れちゃいけないおねショタ要素。主人公ルークと野生児ダウーの関係性がはてしなく切ないので是非読んで欲しい。最初は野人として暴力をふるうダウーが、どのように人間になっていくか、その過程が美しい。偽札を作る能力を手に入れたせいでルークは子供がつくれなくなったことと合わせて楽しんで欲しい(愉悦)。
一番重要な頭脳戦要素だが、今まで頭脳戦を扱った漫画を読んでいてこう思ったことはないだろうか(筆者は『嘘喰い』や『 DEATH NOTE 』や『HUNTER×HUNTER』を念頭に喋っていますが、これらの漫画をパーペキに理解できるタイプの読者は…大丈夫です…)
「何を言っているか分からない…どこから何を理解すればいいのか分からない…」
![](https://assets.st-note.com/img/1710552414403-437zQb4fBt.png)
そんなときでも大丈夫。ハイパーインフレーションは「頭脳戦を理解できるように説明する」がコンセプトになっている。分かりやすい説明、大事な所は太字、頭脳戦漫画が苦手でも安心設計だ。経済やお金の仕組みも学べるぞ!
あと偶にIQ0のバトルもあるぞ(小声)
ノミネート作品2
ノミネートナンバー2番“異世界言語解読弱肉強食サバイバル漫画の金字塔”のヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~だ。
師事していた異世界言語の教授のケガから研究を引き継ぐことになった主人公ハカバは、現地ガイドでワーウルフと人間のハーフのススキとともに「魔界」の言語を調査しながらその深奥へと分け入っていく…
この漫画、異世界言語解読する前に大半が死にかける展開が続く。そして必要とあらば同胞喰いも厭わないサバイバル性の強さが目立つ(解読したい話者を食べることも…)。言語解読とか言う前に先ずは寝床、そして食料の確保で大わらわの主人公とケロッとしているガイドの取り合わせがいたるところで見られる。
本筋の言語解読だが、最初は我々の使う音声言語っぽいところから始まって、翼のはばたきや石を打つ音など、本当に何?な言語が大量に出てきて面白い。ここらへんは『ダンジョン飯』とかに似た読み味なので、ビビっと来た人は是非読んで欲しい。
あとススキが可愛いからケモ好きの御仁にもお勧めでごわす(小声)
![](https://assets.st-note.com/img/1710553746355-F02pNkgh8L.png)
ノミネート作品3
ノミネートナンバー3“異能力学園ラブコメミステリ社会派サスペンスいじめ漫画の金字塔”のいじめるヤバイ奴だ。
【ただの“いじめ”ではありません。】仲島は、クラスで「いじめっ子」として君臨していた。いじめの対象は儚げな女の子・白咲さん。暴虐の限りを尽くし、毎日のように彼女はいたぶられた。その状態をクラスの皆は見て見ぬふり。止めようものなら、次は自分が標的になってしまうから。憑りつかれた様に「いじめ」を行う仲島。その様子は明らかに何かが狂っていた。なぜ、彼は蛮行に及ぶのか。その実態は恐るべきものだった――
なんかこんな粗筋が描いてあるが、胸糞いじめ系の皮をかぶっているのは序盤だけで、いじめピタゴラスイッチやいじめっ子探偵などイカレた要素がてんこもりになるので、可能なら修学旅行編まで一気読みして欲しい。興味が出そうなやつを軽く挙げると
いじめっ子探偵
巨大迷路
いじめ地ならしとウォールマリア
いじめゾンビ「いじめるぅぅううううう」
二人の徳光貞志
怒りの感情しかない赤ん坊
廃人化
主人公仲島はヒロイン白咲をありとあらゆる手段を用いていじめるため、ヒロイン加藤と戦い、ヒロイン青山のヤンデレアタックをかわし、ヒロイン緑田が守られにきたり…ヒロインが多い?安心しろ、まだこの倍はヒロインがいるぞ!あと加藤は男だ!
そして一番大事なことだが、この漫画は「いじめは絶対にいけないことである」という強い主張に裏打ちされている。だからこそ、いじめっ子はいじめた後どうなるのか、被害者はその後加害者とどう向き合っていくのかもちゃんと描いてある。異常な世界の中でも作品の倫理的な思想は揺らがないのもいじめるヤバイ奴の好きなポイントだ。
講評
“バスケットボール漫画の金字塔”SLAM DUNKは言うかもしれないけど“海洋冒険ロマンの金字塔”ONE PIECEは言わないよな…という気付きを軸にこの記事を書いた訳だが、いかがだったでしょうか。この世には意外と金字塔は多く立つものなのです。今日紹介した金字塔達以外にも“人妻サスペンスの金字塔”の淫獄団地など、様々な金字塔がビキビキにおったっているので、皆も自分だけの金字塔をおったてよう!!
なんで戸美学園のコーチが好きかと言うと、熱血コーチなのに「ルールの中で出来ることは汚かろうがなんでもやる」を非難せず、寧ろもっと全力でやれ!するギャップが面白いなと思ったからです。あと戸美の連中は普通に音駒とやりあっているから普通にすごい。キャプテンには彼女がいるし…
ちなみに映画超絶良かったです。全身に力が入ったまま鑑賞したので、終わった後疲れた…
(ちなみに写真の特典のkodzukenの顔すごい解釈一致ですね)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?