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【アオのハコ】ユメカ編って今振り返っても面白くない?の話

アオのハコのアニメが2024年10月から放送開始!楽しみ!

ということで、私がアオのハコの中でも好きな夢佳について語っていきたいと思います。単行本で言うと10巻と11巻です。みんなも一緒にアオハコポーズ

これ126話の巻頭カラーが元ネタだったんすね…ぱっと見全く分からなかった…

(アオのハコが流行れば街中でJKがアオハコポーズやるのかな…)

83話

前々から名前は出ていた夢佳。大喜と千夏先輩と出会ったのは彼氏を連れた彼女だった。栄明高校では夢佳が中学でバスケも学校もやめてしまったことが語られる。

多分心中大荒れだっただろうし相談するべくもないだろう

ファーストインプレッションは最悪で始まった夢佳編。読んでる当時はどう転がすか割とワクワクしていた。キャラデもadoっぽくてああいう目つきの悪いキャラ好き~というのもあった。目つきなんてなんぼ悪くてもいいですからね

84話

席を譲るタイミングがシンクロするカップル、尊すぎか?

栄明で夢佳と千夏先輩のことを聞いた大喜だったが、虫歯になって歯医者にかかることに。正直「大喜…お前ちゃんと歯磨けよ…」と割と深刻に思っていた。キスするときどないするつもりやねん!!

そして夢佳と再会。三浦先生はメガネまで追加してくれるのか神かよ!

いのまたたいき

ここ、アニメになったら保険証とかインサートが入るのかな~と思っている。

85話

千夏のことが嫌いになったから部活を止めたと語る夢佳。ここもまだsageのターン。

ここから夢佳と別れるまでの大喜の表情が絶妙で読み返したくなる

ここも溜め回だけど、帰り道デートという報酬もちゃんと用意している。あと千夏先輩の「冷えるね」が大喜と夢佳の会話にかかっていて面白い。こういう演出アオのハコっぽいよね。

小学生の先輩、もうすでに先輩になっている。ここで夢佳に脳を焼かれたからこそここまでの話に繋がっていくので、とても重要な出会いのシーンだ。

86話

千夏先輩も夢佳もバスケをずっと楽しんでいる。夢佳歌うたってるよ…。これが続けばよかったんですけど(非情)

夢佳は言いたいことを言う。それでいて人を引き付ける。憧れる先輩。だいぶ準備が整ってきた。

お前は長嶋茂雄か!

87話

修羅場!

部活中にひっそりイチャイチャを挟みつつ、夢佳の過去への導入のビンタ。ここ、大喜は千夏先輩について色々言われて腹が立ってるので珍しく正論で殴るし、夢佳は夢佳で正論であることは認めている。それにしてもこの漫画では珍しい手が早いキャラだ…

ここの表情がすごいそそる

大喜は自分の事では大して怒らないけど、(少なくとも自分の知ってる)千夏先輩が原因で部活を止めたという言い訳は許せなかったんだろう。ファーストコンタクトから溜まっていたストレスもありそう。夢佳からすれば傲慢だけど、実際千夏先輩からしたら「家庭環境とか諸々じゃなくて最後に自分が折れたときに見た光景に自分がいたから」で当たられたらたまったもんじゃない。ナツはキレないけど。

88話

夢佳編での中目標「先輩とユメカは分かり合うべき」を明確にした。


お弁当をつめる大喜。お母さんは労わりなさい

愛が溢れてお弁当も溢れさせる大喜。高度な惚気だ…。お弁当に入ってるKotKat、アニメでKitKatになってたらすごいな。

「みんなが皆千夏みたいに努力できると思わないでっ」はキッツイですね。木兎光太郎のメンタルがあれば別だけど。木兎さんも中学の頃は誰もついてこなかったから、高校でついてこれる以上面子が見つかって良かったよ(特にセッター)

この回の煽り:走り続ける者の孤独———

本人的には攻めてるつもりが全くないので余計に辛い。

89話

松岡とバトル、夢佳と修羅場。

千夏にとっての夢佳/大喜にとっての千夏

ずっといけ好かなかった松岡先輩との直接対決。大喜の言い分が結構ハチャメチャなのが好き。先手必勝って何だよ。

千夏sideでは夢佳の名字が変わっていたことを知ってショックを受ける先輩。すれ違いは続く…

90話


90話センターカラー

千夏にとっての夢佳は夢佳にとっての千夏だった。割と単純な話。

この回を好きな理由は「同じ光景を見て全然違うことを思った人がいる」ってところですね。『Fate/stay night』でいう「高跳びをする衛宮士郎」「中3の引退試合の日に練習する鹿野千夏」なんですよね。

あと最後の見開きもいいですね。「千夏は夢佳がいるから頑張れた」と「大喜は千夏がいるから頑張れた」。でも夢佳は千夏が頑張ってるから頑張れなくなった。

91話

夢佳編一番の問題回と言っても過言ではない。何やっとんねんオトン!

中学に上がり、スタメン出場を果たすも思うように周囲に期待に応えられない夢佳。ここの千夏先輩が声出し頑張ってるのも含めて既に追い詰められていることが分かる。「試合に出てる自分が…」とか考えてそう。

「好きという気持ちは最強の感情」という言葉をくれたオトン、離婚(渾身のダジャレ)。この言葉が拠り所になっていたからこそ、夢佳のダメージはデカかったんだろう。「好きでバスケをやっている」のに「口の中に血の味が広がるまで」とか言ってる辺りでもうダメなんですよね。

91話で一番好きな演出がここ

また力は戻ってくるよね

前段として仲良さそうなカップルと走り込み中にすれ違っているというのがあり、そしてこの満月ですよ。満月って欠けるしかないんですよね。人の心とかないんか?

「お母さんたち離婚することになったから」の言い方も酷くて、どう考えても娘にこの話するタイミングじゃないんですよね。子供が直接見ていないとはいえ両親が怒鳴り合うのもほぼネグレクトだと思うし、それでもまだ自分がバスケに向き合わなかったと考えて自分を責める夢佳の責任感というか…。

そしてトドメの一撃

大喜は憧れを、夢佳は絶望を

どこまでも前を向ける千夏の隣にいるのは辛すぎる。この後の髪をくしゃっとする描写も大好きです。一応伏線

そして大喜参上。ヒーローは遅れてくるやってくるってばよ

92話

チケットを勝ち取った大喜。彼は一貫して千夏先輩のために動いてきた。夢佳も千夏先輩の一部だから、こんな結末で終わるなんて悲しい。

ところでここの松岡

もっとがむしゃらにやれば

まんまこの後明かされる千夏先輩への感情なんすよね。それはおいといて

今週の見せ場は「大喜くんがつらい時は隣にいるよ」の見開きですよね。離れていってしまった夢佳、その理由をしった千夏が言う重さ。あとサボテンの芽が出てるのも好き~(気持ちが芽吹くやつ。単行本を読み返そう)

93話

理解のある彼くん、理解がありすぎる。

夢佳の彼氏無双だった93話。WCのチケットを見て「自分とのデートは気にせず行って来い」といい、本当に彼女がしたいことを理解し、彼女の無意識のクセに気付く。多分真面目になりすぎるから「ニーハイ履いてきてほしー」なんでしょうね。

ヒキの言葉に再び「好きは最強の感情」をもってくることで、真に夢佳が向き合うことを予想させる。この週はすごい自分的に盛り上がったのを覚えている…

あと91話で「満月は欠けるしかない」と言ったけど、逆に「欠けた月はまた満ちる」というのも事実なので、好きは最強の感情という言葉が再び力を持つという意味でも月って秀逸な比喩だと思うんですよね。

94話

一本っ!

85話のポーズ。

もう滅茶苦茶感動したのよ。これ以上語る言葉を持たない。最高

95話

「ちゃんと話そう」という当たり前のことを確認。

アオのハコっぽい

一頻り語った後はやわめの感情のぶつけ合いみたいになって泣き出すふたり。この空にモノローグが逃げる感じがザ・アオのハコ。「あんたら子供か」の言葉で、またあのときみたいに戻れたんだ…と思えてうれしかった。「好きという最強の感情」も復活したし、夢佳編の〆として完璧。

ここで重要なのが「第三者(夢佳)から大喜が頑張ったことを知った千夏先輩」ですね。ウィンザー効果というか。夢佳は意図してないけど、自分と夢佳のすれ違いの解決に動いてくれて、それを他の人(他でもない夢佳)から聞いた千夏先輩。そりゃあサボテンも開花宣言しちゃいますわ。そして96話の爆弾へ続く…

おわり

やっぱ夢佳編はおもろい。千夏と大喜の関係性の進展に貢献し、夢佳自身もすごく魅力的で、演出面でもアオのハコのなかでかなり好き。みんなもアオのハコ10巻11巻を読み返そう。








(本当に関係ない話)
ダンダダンとアオのハコのことを、単行本周期とかが近くて勝手に同期な気がしている。本当に勝手に思っていたので、アニメが同クールで放送だと知ってその念をさらに強くしている。そもそも漫画で「同期」という表現があんまりしない気もする。「新連載〇弾!」の流れで連載開始したときくらいかな…

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