見出し画像

【仕事の話】活字好き❤️の私が新聞も読みたくない期間027

キャリアカウンセラー(キャリアコンサルタント)の仕事の話は、何度も書きかけては途中で放り出し、下書きに溜まったままです。

なぜか?と考えてみました。中途半端に書きたくなくて、ちゃんと書こうとすると、どうしてもハードルが上がるのです。

これから資格を取ろうとする方が、真剣に情報集めをするなかで読むかと思えば、いい加減な気持ちでは書けず、ついつい説明も長くなってしまうのです。(いつもはいい加減な気持ちで書いているという意味ではありません💦)

長い文章を書こうと思えばそれなりに気合いが必要だし、千文字程度に収まらないから時間もかかる。で、途中で断念する事になる。

今日はサクッと、この時期の仕事について書こうと思います。

私は主に若い方のキャリアサポートをしています。
中でもこれから社会に出て行く大学生の就職支援はとてもやりがいのある分野です。

大学生の支援は大きく分けると、「相談」「添削」「面接練習」の3つがあります。
場合によっては、これに「ガイダンス」や「セミナー」が加わります。

「相談」では、就職の事から派生して人生の深い所まで話が及び、深刻な悩みを打ち明けられることもあります。

「面接練習」でも、途中から「相談」に転じる場面があり、一筋縄ではいきません。

それぞれがこの仕事の「魅力」や「やりがい」であり、「大変さ」でもあります。

大学生の就職活動はたいてい3月1日の合同企業説明会からスタートします。

最近はインターンシップも盛んになり、通年採用をする企業も増えてきたので、ばらつきはありますが、多くの企業が3月1日から求人情報を解禁し、本格的に採用活動を開始します。

その為、大学生の就職活動支援をしている場合は、今の時期から夏休み頃までが一番の繁忙期となります。

採用フローは、エントリーシート提出→Webテスト(適性検査)→集団面接→個人面接複数回という風に進みます。

それで、まず初めに大学生達が取り組むのが、エントリーシート(通称ES)作成です。

エントリーシートは、だいたい履歴書(志望動機、自己PR、学生時代の取り組み)と同じような内容ですが、企業によっては、独自の質問を課す場合があります。

例えば以下の様な感じ
・あなたの就職活動の軸は何ですか。
・最後までやり遂げて達成感を得た経験は?
・5年後はどうなっていたいか。
・今までの人生で一番の挫折経験とそれをどのように乗り越えたか。

などなど

そんな質問にすらすら答えられる大学生は少なく、悪戦苦闘。なんせコレで一生が左右されるかと思えば必死です。

とりあえず自分なりに書いて、添削に来る者はまだいいのですが、中には何を書けば良いのか全く思いつかず、締め切りギリギリに駆け込む学生もいます。

書けない学生は、押し並べて体験自体が少ない。

その数少ない経験の中から、小さな出来事のかけらを寄せ集め、それをこねくりまわし(笑)それなりの文章が書けるようにアドバイスするのが、キャリアコンサルタントの役割です。

そう、あくまでも本人が書けるよう導く。これがなかなか難しい。

また、最近ではオンラインの相談や添削も増えてきました。

文章を機械的に校正すれば良いのでは無く、本人が書いた意図や想いを丁寧に聞きながら、添削箇所を提案する形をとるので、これまた時間がかかります。

来る日も来る日も多量のESを読まなければならないこの時期は、目も疲れるし、脳も疲れるし、本当に辛いです。

普段から活字好きで、新聞も隅から隅まで読み、図書館へも2週間毎に通う私です。

でも、

この時期は、新聞すら読みたくなくなります。

noteの記事の中にもたくさんの気になるタイトルを見つけますが、今はスルーする日々です。

これからキャリアカウンセラー(キャリアコンサルタント)を目指す方で、学生支援を望む方は、「ES添削の嵐」の日々を覚悟ください。

私は学生が職業選択で迷っている際、「好きや憧れ」だけで仕事を選ばず、その仕事の「大変な部分」が「自身にとって苦にならないかどうか」も考えるようにとアドバイスします。

これから資格取得を目指す方は、キャリアコンサルタントの良い面だけで無く、「大変な部分」にも目を向けてみてください。

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?